二月も今日で終わりですね、「読書月間」最後の本は、
米谷瑞恵著「こう見えて失語症です」です。


その妻である米谷瑞恵さんが過ごした10年間が
綴られている本です。
こんなふうにマンガも添えてあるので楽しく読めます。
夫の失語症の発症を機に、米谷さんは49歳の時に
「言語聴覚士」になるため専門学校に入学し、
2年後に晴れて、言語聴覚士の資格を取得します。
なので彼女の専門知識も交えて「『失語症』とは?」が
詳しく書かれていてとても興味深いです。
「失語症」と聞くと「うまく言葉が話せなくなる症状?」
と思っていましたが、症状は単純にそれだけではなく
「読む、書く、聞く、話す」この全部が出来なくなるので
本人も周りの人間もストレスを抱えがちになるところを、
二人が持つユーモアで新しい関係性を築いていくあたりは
大なり小なり問題を抱えた家族や夫婦ならば
「真似できるなら真似したい!」と思うはず。



「失語症」について知りたい方、失語症の人との接し方や
具体的な支援やサービスを知りたい方におすすめです。
今回は「アラジン」に出てくる「ジャスミン姫」を
作ってみようと思います。
ラインストーンをいっぱいつけて派手に行きます。



まずはイラストから・・・

脳の障害など「脳」に関する話には興味があります。
実は米谷さんが言語聴覚士の専門学校に入学してから
国家試験に合格するまでの2年間の詳しい過程を
とあるSNSでずっと読んで知っていたので、
それもあって今回読んでみた本でもあるのです。
その専門学校が猛烈なスパルタ学校で(ドSな学校?)
体調を崩して一日でも休んでしまえば
おそらくその時点で脱落が決定しまうような所で



毎日の睡眠時間が3時間もないような日々を過ごして
猛勉強の末に言語聴覚士になった米谷さんなので、
同年代だし「すごい!」の一言で尊敬しかありません。
でも、米谷さんがその専門学校に在学中は
その学校のあまりの厳しさに他人事ながら腹が立ってきて
「この学校は本当に人を育てる気があるんだろうか?」
と日本の教育システムのあり方に疑問を持ったくらいです。
まあそれくらい大変な2年間を過ごして資格を取得されて
今は言語聴覚士として働いている米谷さんなのですから、
そんなこんなのすべての原動力となってるのは、
旦那様への「愛」なのでしょうね、やっぱり。



素晴らしい・・・羨ましい・・・



今日のリス友。



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