丸山正樹著「デフ・ヴォイス・法廷の手話通訳士」 
を読みました。
ミステリー要素もあって読み応えがありました。
IMG_20240221_164950主人公の荒井尚人は、「ろう者」の両親と兄を持ち
その中でただ一人「聴者」= CODA (コーダ)として
生きてきた40代の男性です。
( CODA = Child of Deaf Adults )
家族との会話は「日本手話」と呼ばれる手話を使い、
日本語に当てはめていく「日本語対応手話」とは違って
先天性ろう者が表情等も交えて使う「日本手話」は
多くのろう者にとっては彼ら独自の大事な言語なのです。

尚人は家族の中で自分だけが異質であった事の苦悩と
家族へのわだかまりを抱えたまま社会人となりますが、
仕事で挫折した後、離婚も経験することに・・・
生活のために「手話通訳士」となる尚人ですが、
ある時、ろう者も含めた弱者を救う団体に請われて
その代表の手塚瑠美と知り合い、彼らと共に働く事に。
実はその女性は15年程前、尚人が警察署に勤務当時
成り行きで手話通訳を担当した容疑者の娘でした。
「おじさんは私たちの味方なの?それとも敵なの?」
当時子供だった瑠美が手話で尚人に問うた言葉です。
瑠美は、自分の父を理解しようと努めた尚人を忘れず
成人してからも尚人を探していたのでした。
手話通訳士としての仕事を続けるうちに
瑠美の家族が関わった過去の事件の真相が明かされ
その過程で尚人自身も大きく変化して行く事に・・・
弱者への差別や性的虐待など描かれるテーマは重く
100%ハッピーエンドでもありませんでしたが、
読後感はとても良かったです。おすすめです。



「ラヴィーネ」人形、ここまで出来ました。
IMG_20240226_163850IMG_20240226_172256一昨年「コーダ あいのうた」と言う映画を観て
その時の精神状態が最悪だった事もあって(?)
世の評価はとても高いのに「これ大した事ないな。」
なんてその時は思ってしまったのですが、
この映画の主人公の女の子も尚人と同じ家庭環境で育ち
この二人のコーダたちの思いは重なる所ばかりでした。
もう一度観返したら違った感想になるかも・・・
( 「コーダ あいのうた」を観ました。 )





今日のリス友。
モッフーの右頬に輝く一本の白ヒゲ・・・
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