先日「球根セール」で買ったアマリリスが
綺麗に咲いたので切り花にしました。
鉢植えのままだと私以外は誰も見ないので
花瓶に飾りましたが、どうでしょう?
ゴージャス〜ですよね?✨✨✨
話は変わって・・・
井原忠政著 「弓組寄騎仁義」を読みました。
「三河雑兵心得」シリーズの第4弾です。
百姓だった茂兵衛(17歳)が足軽となり、
そこから彼の才覚でどんどん出世をしていく
痛快爽快戦国足軽出世物語です。(漢字過多)
前回の話では「足軽小頭」となり、
10人の手下をまとめる頭となった茂兵衛ですが、
( 「足軽小頭仁義」を読みました。 )
今なお変わらず、家康を主君として仕えており、
今回は松平善四郎率いる弓組の筆頭寄騎として
ついに騎乗の身分となっています。
とは言え、歳若く小柄で非力、弓以外の武芸も不得手で
ついでに馬も苦手なダメダメな頭・善四郎と共に、
自身も馬に乗るのは初めての茂兵衛は、
山野を騎馬でかけるのが日課となっているのでした。
で、ある時、茂兵衛は善四郎から嫁取りを勧められ
その相手はなんと善四郎の実の姉・寿美・・・
寿美は出戻りとは言え歴とした松平家の人間であり
初恋の人・綾女の事をまだ忘れられずにいる茂兵衛は
なんとも複雑な心境に・・・
が、寿美の方が先に茂兵衛にぞっこんとなり(笑)
なんだかんだで二人はめでたく夫婦になります。
今回はさほど派手な戦いの場面はありませんが、
武田信玄の亡き後を継いだ武田勝頼との攻防や、
先の戦いで信長の助言を聞かず大敗した家康と
強大な勢力を持つ信長との微妙な関係性など、
「家康って最初はこんなに劣勢だったのね?」
と日本史に疎い私は改めて知る事ばかりでした。
(史実に基づいているので、大筋は合ってるはず。)
冷徹で強力な信長を心底恐れながらも、
道を切り開こうとする苦労人・家康の姿が
鮮やかに目に浮かぶようで読んでいて楽しかったです!
善四郎が、茂兵衛や一人の足軽の勇敢な行動に心打たれ
自身も大きく成長していく姿もとても清々しく・・・
そしてこの回では茂兵衛だけでなく
弟の丑松、朋輩の辰蔵もめでたく嫁を迎えます。
茂兵衛の出世は自身の才覚と人柄によるものなのですが
同時に人々の取り立てや影の配慮によるものも大きく、
茂兵衛は今回その事を改めて知る事となり、
多くの人々の思いが又彼を大きく成長させるのでした。
このシリーズ、月に一冊づつ読もうと思っていましたが、
先が読みたくて読みたくてしょうがないのです。
でも逆に少しずつ楽しみたい気持ちもあって、
ちょっと困っています。
今日のモッフー。
またどこかで地面を掘ってきたらしいです。
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