昨日は映画「すばらしき世界」の事を書きましたが
映画のある場面を観ていて思い出した事がありました。
主人公の「三上」が長いこと服役している間に
運転免許が失効してしまい、それを再取得するために
技能試験を受け直す場面があって、
ぶっつけ本番の技能試験で色々やらかす彼を観ていたら
自分がアメリカで初めて運転免許を取った時のことを
あれこれと思い出したのです。
アメリカで生活し始めて最初の4年は運転免許がなく
それでもバスや電車、夫の車に乗せてもらったりして
学校に通ったりパートの仕事をしたりしていたのですが
長男が生まれて2年後には保育園に通うことになり
毎日の送迎のためにどうしても運転免許が必要に・・・
筆記試験は簡単だったのですが、問題は技能試験!
日本と違って自分の車で試験を受けられるのですが、
その時使えた車は夫のマニュアル車だけ・・・
とてもそれで試験に受かる自信がなかったので
オートマチック車を借りるつもりでいたら、
夫が「教習付き!のオートマ車」を見つけてくれて
願ったり叶ったりでそのレンタカーを借りました。
つまりは日本の教習車と同じ作りの車で
助手席にも「補助ブレーキ」がついてるあの車。
技能試験当日、インストラクターの指導のもと
本当に試験直前の1時間ほど、おっかなびっくりで
試験場の周りをぐるぐる運転しました。
緊張のせいで1時間の運転だけで既にぐったり、
教習が終わってインストラクターの顔を見たら
「絶対無理」と書いてある・・・(爆笑)
いやもう絶対無理でもやるしかない訳で、
とぼとぼ試験場へ・・・
その時の試験官がまたニコリともしないおじさんで
もう心臓バクバク、テンパリ気味で出発進行〜〜〜
ってあれ?進行しないよ?なんで?サイドブレーキか?
としょっぱなから半分パニクりながら隣を見たら
おじさんが「補助ブレーキ」を試し踏みしてる!
え〜〜〜この状況でやめて〜〜〜 
気を取り直して今度こそ出発進行しました。(笑)
途中、慎重に運転しすぎて「遅すぎるよ」と言われ
「その辺に駐車して」のざっくりな指示に戸惑って
「ここでいいですか?」と聞いても返答なし!(泣)
でも、ちょっとノロノロ運転ではあったけど
事故ったりはせず(当たり前か?)試験は終了・・・
その場で結果が分かる事になっていたので
ほぼ諦め気分でおじさんからの「発表」を待ちました。
で結果は・・・・皆の予想を完全に裏切って「合格」!
あまりの嬉しさにもう半泣きですよ、
おじさんに抱きつかんばかりに喜んでいたら、
私の尋常ならぬ喜びようがおかしかったのか
おじさんが「ふっ」と笑って、その顔が可愛い〜!
もう、なんで最初からその顔でやってくれないかな?
そしたらあんなに緊張する事もなかったのに・・・
でも合格しちまえばこっちのもんよ!(笑)
スキップしつつウハウハ笑いながら戻ったら
インストラクターが「うそ・・・」って顔して
呆然としているじゃないですか!!!
そこは「おめでとう!」でしょうが?え?
心の声がすぐ顔に出てしまう正直な人なのでしょうが
最後の最後まで狐につままれたようなポカン顔って
いやもう失礼にも程があるよ?


今日の人形はオレンジガールです。
先日の「シトラスガールズ」とはまた違った感じで
この子も可愛く出来ました。
サンダルにボタンをつけたのですが、見えない・・・
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日本で初めて運転免許を取ったのは
高校を卒業した年の夏だったかな?
どこの教習場でも最初に適性検査がありますよね?
そのときの私の適性検査の結果は惨憺たるもので
運転に適さない「問題点」が詳しく書いてる紙が
教習ノートみたいなものにいっぱい貼られて
恥ずかしかったしショックで悲しかったです。
なんだか「欠陥ありすぎ人間」と言われてるようで。
でも実際本当運転には向かない人間だと思うので
できるだけ運転は他の人(=夫)に任せて
地味に世界の平和に貢献しています。


今日のリス友は毛繕いに忙しいこの子です。
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動画も作っています。


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