ブログネタ
【公式】夏休みの宿題にまつわるエピソード に参加中!

アメリカの夏休みは宿題など一切ないので
親もその点は楽と言えば楽なのですが、
3ヶ月近くもある(時々永遠のように感じる)休みの間
サマーキャンプなどに行かない限り、
ほんと朝から晩までひたすら遊ぶだけの毎日で
休み明けのことを考えるといつも心配になってきます。
でも、宿題のない夏休みが当たり前の世界なので
私のように不安になるのは日本人の親だけなのかも。
こう言う夏に慣れてしまうと、日本の短い夏休みの間に
山のように宿題を出される子ども達が気の毒なような、
自分も子供の頃はよくやったよと労いたくなるような、
色々複雑な気持ちになってしまいます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎年夏休みのこの時期、特にカンカン照りの日には
「夏休みの宿題」にまつわるある出来事を思い出します。
でも、私自身の話ではなく「のび太君」の話・・・

私は若い頃3年間養護施設で働いていました。
2歳から18歳までの子供達が生活している所で
子供達はそこから毎日学校に通っていたのですが、
毎年夏休みにはしっかり子供達の宿題にも追われ・・・
その頃担当していた子供の中に「虫博士」がいて
虫の事なら何でも知っている男の子がいたのですが、
それ以外の事になると途端にやる気ゼロになってしまう
勉強も運動も苦手な「のび太君」がいたのです。
その子が5年生の夏休み、作品(何でも良し)をひとつ
作らねばならず、そんなに虫が好きならばと
「昆虫標本」を作ることにしたのでした。
(最近撮れた昆虫写真を載せてみました。 )
IMG_0415IMG_20220807_142031
私が子供の頃には、昆虫や草花、貝殻の標本を作る子が
多かった気がするのですが(私も色々やりました。笑)
その頃はもう夏休みの宿題に標本を作る子は珍しくて
やるとなれば結構大変な作業だったのです。
でも、快晴の暑い日にのび太君と野山を駆け回って
トンボや蝶などいろんな虫を捕まえて、
その後も少しずつ虫を見つけては捕まえて数を増やし
最後にはいい感じの標本に仕上げました。
そして夏休み明け、標本を皆がすごく褒めてくれたらしく
学校からはなんと「金賞」の賞ももらい・・・
それがのび太君の自信にもつながったようで
それまでは普段の宿題も思い切り適当だったのが
一気にやる気満々になって成績もアップ!
「ちょっとちょっと、やればできるんじゃないの!?」
と、ずっと騙されてたような気分になりましたよ。
それまでのグータラぶりが嘘みたいに、その夏を境に
のび太君は出来杉君へと変貌を遂げたのでありました。


今日の人形もモモンガです。
本体に使った黄緑色の生地、デザインが可愛くて
気に入っています。
IMG_20220810_172604IMG_20220810_172717IMG_20220810_172931IMG_20220810_173106IMG_20220810_173250


皆さんは「シデムシ」って知っていますか?
地を這う黒〜い地味な虫なのですが、
のび太君と近所をうろうろしていたらその虫がいて
私はその虫の事を知らなかったので彼に聞いたら
「『シデムシ』だよ。」と・・・・
そもそもこんな虫に名前なんてついてるのか!?
と思うくらい何の華もない地味な虫で(笑)
(見つけたのは幼虫だったのでさらに地味だった!)
「こんなのにも名前があったよ!」と言う感動と、
のび太君がこんな地味虫の事も知ってたことの感動で、
こんな誰も知らないような虫を標本に入れたら
一気に「箔」が付くよね?と思い、
「シデムシも標本に入れたら?」と言ったら
「シデムシは嫌だ。」と即却下されてしまいました。
何せ私たちが作っていたのは「ザ・昆虫標本」みたいな
カブトムシ、アゲハ蝶、オニヤンマ、クワガタなどなど
王道を行く標本だったのです。
のび太君はやっぱりそんな煌びやかな虫だけの標本が
作りたかったようです。(笑)

「シデムシ」はこんな地味虫です。
動物などの死骸に集まるので「死出虫」なのだとか。
のび太君はそんなシデムシの習性も知っていたから
なおさら嫌だったのでしょうね・・・



今日のリス友。ピンボケですが・・・
タイトルは「ジュテーム」(笑)
実際は全然ジュテムってはないのですが、
「あ〜〜〜ん」って感じ出てませんか?
IMG_6331

動画も作っています。


LINEで更新のお知らせが届きます。