人魚がドレスに着替えたら

美しい自然がいっぱいの、アメリカ・オレゴン州に住んでいます。 手芸が大好きで、今はせっせと着せ替え人形を作る日々です。 出来上がった人形の紹介や日々の出来事、庭に遊びにくるリス友の様子など、いろんなことを綴っています。

タグ:ノンフィクション



高野秀行著「語学の天才まで1億光年」を読みました。
IMG_20240315_154328高野秀行氏の著書は去年2冊ほど読んで
どちらも本当に面白いノンフィクションでしたが、
今回も非常に興味深く楽しく読めました。
( 「異国トーキョー漂流記」を読みました。 )
( 「辺境メシ」を読みました。 )

この本に書かれている猛烈ぶったまげ体験談は
著者が19歳から29歳までの10年間の実体験で、
ミャンマー、アフリカ、アマゾンなどの辺境の地を
情熱的に巡った経験を綴ったノンフィクションです。
ある時はアヘン栽培を体験するために、
またある時は謎の生物「ムベンベ」を探しに。
「高野さんて人は、どんだけ辺境好きなわけ?」
と何度も呆気に取られてしまう内容になっています。

この本のテーマは表題の通り「語学」なのですが、
謎の生物や未知の少数民族などを探すためには
現地の言語を学ぶ事が一番大事なスキルであり、
高野氏は新たな探検に出発するたびに、
新たな言語を学ぶことになります。
語学学校に通えれば上等で、文字もない言語となれば
現地で手探りで学ばねばならず、その苦労たるや・・・
が、彼の強烈な辺境愛の前にはそんな苦難もなんのその
現地の人々と熱い友情を築き上げながら
その言語をものにしていくのでした。
その辺の経緯は驚嘆&敬服&ある意味羨望すら感じて
本当に楽しく読めました。

私がしみじみ感心し笑ってしまったのは、
高野氏がアフリカに行くためにフランス語を学んだ後、
パリに行った時の話でした。
人々の憧れの地にいながら全然楽しくなかったそうで
理由が、謎の生物も未知の少数民族もいないから、と。
おフランスはそんな国じゃないですからね。
高野氏の言語を学ぶ時の純粋なワクワクは、
「謎」のものに出会いたいと言う冒険心から来るわけで
全編通じて、彼の猛烈な「辺境偏愛」が感じられて
清々しいほどでした。おすすめです。



今日のリス友。
そこらの雑草なんか食べちゃって、
引き続きダイエットに励んでいるらしいモッフーですが、
ちょっぴり食べてもうおしまいでした。
IMG_1113IMG_1114IMG_1115IMG_1116ライブドアアプリでフォローが出来ます。



佐木隆三著「復讐するは我にあり」を読みました。
過去に何度か映画化もされているので
この表題は有名ですよね。
IMG_20230927_093837これは今から60年前に起きた連続殺人事件を
綿密に取材して描かれたノンフィクションです。
事件発生から12年後の1975年初版だったものを
2009年に改訂新版として発行されたのがこの本です。

1963年、前科4犯の榎津巌(仮名・38歳)は
福岡で男性二人を殺害、金を奪った後指名手配となり、
そこから逮捕まで78日間逃亡を続けます。
その間じっとどこかに潜伏していたのではなく
大学教授や弁護士(バッジを盗んで)になりすまして
数々の詐欺を働きながら金を騙し取ったり、
さらに3人を殺害しながら日本全国を逃げ回り、
途中、偽装自殺を企てたり・・・
当時警察史上初めての全国一斉捜査をしても捕まらず、
警察は榎津によって翻弄され続けます。
が、服役中に知った教誨師宅に弁護士として上がり込み
彼らの活動を支援するふりで寝場所を確保した矢先、
その家の10歳の娘に正体がバレて逮捕に。
榎津はその後裁判により死刑判決を下され、
逮捕から約7年後に死刑を執行されています。
内容としてはこんな感じなのですが、妻子がありながら
多くの女性とも関わり、同時に多くの人を騙したため、
この事件に登場する人々の多さにも驚かされるし、
それだけにこの取材の綿密さには本当に驚愕でした。

彼は敬虔なカトリック教徒の家庭に育って、
クリスチャン学校にも通う環境であったのに、
少年の頃から悪事を働く事で家族を常に悩ませており
特に殺人事件で指名手配になってから死刑執行までの
彼の両親や妻子の心中を思うと苦しくなりました。

驚いたのが、逮捕後すぐに映画化の話が決まり
人々の関心が薄れないうちに上映ができるようにと
逮捕から4ヶ月後の上映で算段されていたと言う話。
結局は家族からの嘆願書などで中止になりましたが、
この話は、凶悪犯だから本人にも家族にも人権なし!
と言っているようで、とても不快でした。

そして、警察が自らの失態を隠すあれこれの手口や
一般市民との口約束など簡単に反故にする不誠実さが
はっきりとここに描かれてあって呆れました。
そういうのは犯罪とは呼ばないんだね?

読んでいて楽しい本ではありませんが、
犯人をここに至らせたものが何かあるはずで
無意味であってもついつい考え込んでしまいます。
家族、特に彼の父親の祈りのような言葉を読むと
気持ちがしんとしてしまうのでした。



今回は「ワンピース」の「ルフィ」を作ってみます。
「ワンピース」は今でも人気のあるアニメですよね?
実は私は友達が送ってくれた映画版DVDを観たきりで、
テレビで放送されていたアニメは観たことがありません。
なのでキャラクターの性格とかよくわかっていませんが、
その辺はあんまり気にせず行っちまおうかな?
ではまずはイラストから・・・
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「愛する者よ、自ら復讐するな、
 ただ神の怒に任せまつれ。
 録して『主いい給う。復讐するは我にあり、
 我これを報いん』とあり」ロマ書一二・一九
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この本の表題「復讐するは我にあり」を見て、
私は最初、復讐のため人を殺害した犯人のことを書いた
ノンフィクションかと思って読み始めましたが違いました。
実際「復讐」という言葉は誰の口からも出てきませんが、
著者が聖書から選んでこの表題をつけたのには訳があると
そんな事も考えてしまいました。
単純に考えると「犯人から誰か(何か)への復讐」
という事になるのでしょうが・・・分かりません。


今日のリス友もモッフーです。
ここに来る前に土を掘ってきたようです。
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