川村元気著「世界から猫が消えたなら」を
読みました。
郵便配達員として働く30歳の「僕」は
突然、脳腫瘍で余命わずかと宣告されます。
呆然として一人暮らしのアパートに帰り着くと
自分そっくりの「悪魔」が待っていて、
「この世界からひとつだけ何かを消す。
代わりにあなたは一日の命を得ることが出来る。」
と、おかしな取引を持ちかけてきます。
「僕」は生き延びるために何かを消していく事を決め、
電話を皮切りに、映画、時計を次々と消していきます。
「次は『猫』をこの世から消しましょう!」
と提案して来た悪魔に「待った!」をかけた後、
「僕」は飼い猫「キャベツ」の確かな命を感じつつ
「今自分が本当に会いたい人したい事は何なのか?」
と自問し始めます。
本当に会いたい人は元カノや親友だけじゃない・・・
自分の本心に気づいた「僕」は悪魔との取引をやめて
本当に会いたかった人に会いに行く事に・・・
登場する悪魔がアロハシャツを着た陽気な悪魔だったり
あり得ない話なこともあって、全く涙はなかったです。
「本屋大賞ノミネートの感動作」とあったので
「これは絶対泣けるやつか?」と思ったのですが、
私はこう言う話はピンとこないみたいです。
でも、とても読みやすかったです。
今日はサマーガールの全員集合です。
同じ柄の生地を使った人形を2体づつ並べました。
生地は同じでもデザインが違うので
雰囲気も全然変わってきます。
「人間というのはとかく、
選んだ人生から選ばなかった方の人生を眺めて、
羨ましがったり後悔したりしている生き物ですから」
悪魔が「僕」に言った言葉なのですが、
いやほんと、これは言い得てますね。
今日のリス友。
動画も作っています。
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