人魚がドレスに着替えたら

美しい自然がいっぱいの、アメリカ・オレゴン州に住んでいます。 手芸が大好きで、今はせっせと着せ替え人形を作る日々です。 出来上がった人形の紹介や日々の出来事、庭に遊びにくるリス友の様子など、いろんなことを綴っています。

タグ:原田マハ著

 

原田マハ著「暗幕のゲルニカ」を読みました。
この小説もアートフィクション(サスペンス)です。
IMG_20240218_125510以前読んだ「リボルバー」と同じように、
( 「リボルバー」を読みました。 )
一人の画家とその名画に関わる女性の物語です。

ニューヨーク近代美術館( MoMA  )で
キュレーターとして働いている八神瑤子は、
「9.11」の同時多発テロで夫のイーサンを失います。
悲しみに暮れながらもMoMAでの「ピカソ展」に向けて
必死に仕事を続ける瑤子なのでしたが、
テロ撲滅を掲げた戦いが「戦争」の様相を呈していく事に
疑問を感じながら危機感や悲しみも募らせて行き
反戦のメッセージを強烈に込めた作品「ゲルニカ」を
ピカソ展の主役にすべく所蔵美術館への交渉を始めます。

この「ゲルニカ」は有名なので作品は知っていましたが、
「ゲルニカ」が何を意味するのかは全く知りませんでした。
「ゲルニカ」とはスペインの小さな街の名前で、
1937年ヒトラー軍の空爆で破壊し尽くされた街・・・
その頃パリに住んでいたスペイン出身のピカソは
そのニュースに戦慄、激怒し、痛烈な反戦の意味を込めて
この「ゲルニカ」を描き上げたのだそうです。

そんなメッセージ性の強い絵画「ゲルニカ」は
現在はスペイン、マドリッドの美術館に展示されており、
巨大な絵画( 349.3 x 776.6cm )のため運搬も難しく
その美術館からの移動は許されていない作品。
そんな作品をニューヨークまで動かそうと奔走する瑤子は
「ゲルニカ」を狙うスペインのテロ組織に拉致され
命の危機に晒される事に・・・

この物語は実在した人物、実際にあった出来事とともに
フィクションの部分が重なって物語が進んでいくのですが
ピカソの人生を辿る部分などは特に読み応えがありました。
特別、絵画や芸術に強い興味がある訳でもない私でも(笑)
原田マハ氏のアートフィクションには毎回感動です。



「葬送のフリーレン」の第7弾は、
「ユーベル」を作ってみようと思います。
まずはイラストから・・・
chara04_full1IMG_20240211_143518ピカソは生前1万点以上もの作品を制作したらしく、
日本の大きな美術館でも、それぞれに多数の作品を
所蔵しているらしいのですが、
私は日本では彼の作品を見た事がありませんでした。
が、15年ほど前にニューヨークに行った時に
メトロポリタン美術館で初めてピカソの作品に触れました。
私の中では「ピカソ=変な絵を描く人」だったので 
そこに展示してあった「盲人の食卓」と言う作品を見て、
正直固まってしまったのですよ。
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「ピカソってこんな絵も描く人だったの!?」と言う思いと
この絵から伝わって来る底のない孤独や悲しみが強烈で、
「こんな悲しい絵があるなんて・・・」とショックでした。
本当、絵が持つ力ってすごいんですよねえ・・・




今日のリス友。
久しぶりに、塀の上のモッフーです。
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原田マハ著「ジヴェルニーの食卓」を読みました。
IMG_20231222_154248今年は原田マハ氏の小説を結構読んだ気がして、
ブログを見返してみたらこれで5冊目でした。

「たゆたえども沈まず」を読んで
「さいはての彼女」を読んで
「カフーを待ちわびて」を読んで
「リボルバー」を読んで

この小説は「印象派」と呼ばれた画家たち、
アンリ・マティス、エドガー・ドガ、
ポール・セザンヌ、クロード・モネらの生涯に
それぞれ関わった人々の目を通して、
彼らの生き様を鮮やかに描いた短編集です。

以前読んだ「たゆたえども沈まず」「リボルバー」は
どちらもゴッホの生涯を描いた小説なのですが、
ゴッホも同じ印象派と呼ばれた画家でありながら
その絵が評価される前に亡くなってしまったので、
この小説に出てくる印象派の画家たちの多くが
少しずつ世に認められ生活も豊かになってゆく姿に
「ほんの数十年でこんなにも世の中は変わったのか!?」
と改めて思わずにはいられませんでした。
どちらも同じ印象派と呼ばれる画家であっても
不遇なまま終わった者と栄光を手にした者と・・・
それでも、どの画家にも共通しているものがあって
関わった人々を強く惹きつける「何か」があった事。
特に、セザンヌや他の画家の才能を固く信じて
絵の具代の滞納も何のそので応援し続けた画材屋の
「タンギー爺さん」はそれを証明している人・・・
(ゴッホが描いた「タンギー爺さん」)
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タンギー爺さんはセザンヌを思ってこう言います。
「彼は、負けない決意なんだよ。
貧しさにも周囲の無理解にも、友人の心ない仕打ちにも。
世間の冷ややかな目にも、時代の激流にも。」

どの画家も有名なので大抵どれか絵が目に浮かんで
読んでいる内に目の前に明るく絵画が広がってきます。
原田マハ氏の小説はやっぱりいいなと改めて思いました。




「エンジェル」のオーナメント、ここまで出来ました。
口の刺繍は省略しました。なくても良さそうなので・・・
IMG_20231206_144549IMG_20231206_173413IMG_20231207_105649私が印象的だったのは、モネが自分の庭を造園して
そこで多くの作品を描いたという話でした。
有名な睡蓮の絵も自宅の庭の風景だったのか!?
多くの庭師の手で管理されていた庭園のようですが、
さぞや美しい庭だったのでしょうねえ・・・




今日のリス友。
今日はピコチン君です。
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原田マハ著 「カフーを待ちわびて」を読みました。
「たゆたえども沈まず」「さいはての彼女」に続いて
またまた原田マハ氏の作品です。
IMG_20230415_181735「カフー」とは、沖縄・与那喜(よなき)島の方言で
「いい報せ」とか「幸せ」の意味です。

与那喜島(架空の島)出身の明青(あきお)は
他の島民たちと訪れた初めての本土での旅の途中で
ふざけ半分で絵馬に「嫁に来ないか」と書きます。
島の名と自分の名前を添えて・・・
「可愛いお嫁さんが来ますように!」とかではなく
なぜか「嫁に来ないか」の文面・・・
それからしばらく経ってから、明青のもとに
「幸」と言う女性から手紙が届きます。
「絵馬を拝見しました。絵馬の言葉が本当ならば、
私をお嫁さんにしてくださいますか。
近々お訪ねしようと決心しています。」

そうして実際に「幸」は島を訪ねてきて、
明青のうちで居候を始めるのですが、
明青はきつねにつままれたみたいな気持ちと
募って行く恋心に切ない思いをする事に・・・

ピュアすぎる若者のラブストーリーですが、
お互いの生い立ちや明青の右手の障害の事、
友達の思惑や友情、小さなすれ違いやためらいから
なかなかうまくハッピーエンドにならない辺りが
もどかしいような?「これぞ青春だ!」みたいな?
沖縄の美しい景色と優しい風を感じつつ楽しめる
「胸キュンラブストーリー 」でした。
「今すぐ沖縄行きたい!」ってなる事間違いなし!
「今すぐ恋がしたい!」じゃないのか!?(笑)


「ジェシー」完成しました。
最初に用意した帽子は小さ過ぎたので、
大きいのを作り直しました。
元気で可愛いジェシーができて嬉しいです。
IMG_20230324_170516IMG_20230324_170721IMG_20230324_170744IMG_20230324_170848沖縄の言葉や風習なども色々描かれているので
そんなところも興味深く読めました。
「島のものは絶対に外に持ち出してはいけない。」
などの言い伝えもあって「なるほどなあ・・・」
と思っていたのですが「ああああーーー!!!」
6年前に沖縄からアメリカに持ち帰ったものがあるよ?
これ、持ってていいのかなあ・・・?
沖縄本島のとある海岸に遊びに行った時に
そこの有料駐車場兼シャワー小屋のおじさんが
「このビーチではこんな形をした面白い貝が拾えるよ。」
と「サンプル」(笑)を見せてくれたことがあって、
随分探しに探してやっと一つ見つけたのがこの貝・・・
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見たまんま「ピース貝」と呼ばれている様なのですが、
やっと見つけた喜びと見た目のきゃわゆさに興奮して
そのままアメリカに持って来たのですよ。
「島の物を持ち出すと災いがある」らしいのに・・・
おじさん、島の言い伝えを知らなかったのかい!?
むむむ・・・この6年間そう言えば色々あったな。
良い事もあったが悪い事もあった・・・
いや、この貝のせいではないのはわかってます。
仮にこの貝のせいだったとしても、
もう十分にバチは当たった気がするので(笑)
この貝は、シーサーや沖縄の写真を飾ってる所に
一緒に並べておく事にしました。これで許してね。
(今まではお守りとしてお財布に入れていたのです。)

そう言えばハワイでも同じ事がよく言われますよ。
「島のものは小石でも何でも持ち出したらダメ!」と。
万物に魂が宿っていると言う考え方だと、
その魂を勝手に動かすのはダメなんでしょうね。

では最後にみなさんに一言・・・
「チャー カフー アラシミソーリ」
(いつも幸せでありますように。)


今日のリス友は「影」だけで・・・(笑)


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