二月も今日で終わりですね、「読書月間」最後の本は、
米谷瑞恵著「こう見えて失語症です」です。
IMG_20230218_165729IMG_20230225_21223647歳の時に脳出血の後遺症で失語症となった夫と
その妻である米谷瑞恵さんが過ごした10年間が
綴られている本です。
こんなふうにマンガも添えてあるので楽しく読めます。
夫の失語症の発症を機に、米谷さんは49歳の時に
「言語聴覚士」になるため専門学校に入学し、
2年後に晴れて、言語聴覚士の資格を取得します。
なので彼女の専門知識も交えて「『失語症』とは?」が
詳しく書かれていてとても興味深いです。
「失語症」と聞くと「うまく言葉が話せなくなる症状?」
と思っていましたが、症状は単純にそれだけではなく
「読む、書く、聞く、話す」この全部が出来なくなるので
本人も周りの人間もストレスを抱えがちになるところを、
二人が持つユーモアで新しい関係性を築いていくあたりは
大なり小なり問題を抱えた家族や夫婦ならば
「真似できるなら真似したい!」と思うはず。
「失語症」について知りたい方、失語症の人との接し方や
具体的な支援やサービスを知りたい方におすすめです。



今回は「アラジン」に出てくる「ジャスミン姫」を
作ってみようと思います。
ラインストーンをいっぱいつけて派手に行きます。
まずはイラストから・・・
IMG_20230215_131355私の周りには「失語症」の人はいないのですが、
脳の障害など「脳」に関する話には興味があります。
実は米谷さんが言語聴覚士の専門学校に入学してから
国家試験に合格するまでの2年間の詳しい過程を
とあるSNSでずっと読んで知っていたので、
それもあって今回読んでみた本でもあるのです。
その専門学校が猛烈なスパルタ学校で(ドSな学校?)
体調を崩して一日でも休んでしまえば
おそらくその時点で脱落が決定しまうような所で 
毎日の睡眠時間が3時間もないような日々を過ごして
猛勉強の末に言語聴覚士になった米谷さんなので、
同年代だし「すごい!」の一言で尊敬しかありません。
でも、米谷さんがその専門学校に在学中は
その学校のあまりの厳しさに他人事ながら腹が立ってきて
「この学校は本当に人を育てる気があるんだろうか?」
と日本の教育システムのあり方に疑問を持ったくらいです。
まあそれくらい大変な2年間を過ごして資格を取得されて
今は言語聴覚士として働いている米谷さんなのですから、
そんなこんなのすべての原動力となってるのは、
旦那様への「愛」なのでしょうね、やっぱり。
素晴らしい・・・羨ましい・・・


今日のリス友。
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動画も作っています。


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