人魚がドレスに着替えたら

美しい自然がいっぱいの、アメリカ・オレゴン州に住んでいます。 手芸が大好きで、今はせっせと着せ替え人形を作る日々です。 出来上がった人形の紹介や日々の出来事、庭に遊びにくるリス友の様子など、いろんなことを綴っています。

タグ:思考停止



今年に入ってから何やら色々故障している気がします。 
先日はダイソンの掃除機が壊れてしまったし、
( ダイソン教の信者の話 )
故障ではないですがダイニングチェアも新しく買ったし、
( 新しいダイニングチェアを揃えました。 )
今度はセントラルヒーティングの表示板が壊れました。
IMG_20240217_123707まあ、温度表示がされなくなっただけなので、
ヒーター自体は今まで通り使えるのでいいのですが、
夫が「おかしいな?」とあれこれ触っているうちに
温度設定をいつもよりもだいぶ高くしてしまったようで
ヒーターをつけっぱなしにしているともう暑くて暑くて
その度にヒーターを切って温度調節をせねばならず・・・
冬の間は家ではいつも一人だけ長袖を着ている私ですら
タンクトップでも暑い!ってくらいの温度になるので
もしかすると30度近い設定になってるのかも?
いやはや一体何度に設定してしまったものか、
確かめたくても表示板が壊れて確かめる術もないので
日中はヒーターをつけたり消したりで凌いでますが、
流石に寝ている夜の間はそれが出来ないので、
夜だけヒーターを切って暖炉に火を入れてます。

クリスマスにヒーターが壊れて(これも壊れたんだった!)
( こんなクリスマスの朝は嫌だ。 )
修理までの間、久しぶりに暖炉を使ったのですが、
送風機能もない暖炉でも、家全体が結構温まったので、
こんな場合のバックアップにはとても心強い。
ガス式の暖炉なので停電の時も使えるし・・・
とは言え、やっぱり今の状況は不便です。

この表示板は近々直してもらう事になっていますが、
家電製品などが同じ時期に次々壊れるこの現象、
本当に「あるある」ですよね?
今までで一番不便だったのは、洗濯機が壊れた時かな?
すぐに洗濯機を買ったものの設置までに少し間があって、
しょうがないのでコインランドリーを利用しましたが、
いやもう、本当に不便でした。
掃除機が壊れたくらいならしばらく箒でも代用できますが
洗濯はねえ、手洗いなんてしたくないですよねえ。

とここまで来て、きっと思考停止していたんだと思いますが、
「温度表示に頼らず体感温度で温度を調節したらいいのだ!」
と思い至り、とにかく勘だけを頼りに温度を下げてみました。
表示板が壊れただけで、温度設定は今まで通り可能なのです。
なぜなぜ、私も夫も目で見える「温度表示」にばかり頼って
自分たちの感覚を信じてみようと思わなかったのか!?
温度を下げすぎたら、上げれば良いだけの話なのに・・・
はあ、歳取ってよっぽど頭が硬くなって来たのかな?

ちょっと良い教訓になりましたよ。




今日のリス友。
ドアを開けたらすぐにやって来たモッフーです。
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(今日は人形の紹介はありません。)

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大分前に読み始めてはいたのですが、やっとやっと
「人新世の『資本論』」と言う本を読み終えました。
IMG_20220910_124158最新のマルクス研究の成果を踏まえて、
すでに危機的な地球環境をこれ以上破壊せずに
人間が幸せに生き延びられる道を探った内容で、
はああ、どのページも難しい言葉の羅列で
何度も思考停止になりつつも何とか読了。 
で、キーワードは「脱成長コミュニズム」
この時点で「は、はい?」ってなるのですが(笑)
思い切り大雑把に要約すると、(いいのか?)
解体された信頼と相互扶助の社会を再構築し、
市民同士が意見を交換しつつ作り上げていく社会の事。
水、食料、住居、教育、医療など人として必要なものに
「価値」をつけずに公平に受け取れる社会を目指して
今現在活動している世界中のグループや自治体が
徐々に繋がり広がって来ている事実も書かれています。
薄々気がついてはいたものの目を背け続けてきた事実、
先進国の急激な成長が、途上国に住む多くの人たちの
更なる貧困化と言う犠牲の上に成り立って来た事や
経済成長と環境保護の両立は不可能な事、
人権、気候、ジェンダー、資本主義などの問題が
全ては根っこでつながっていて、
私たちの意識改革が重要になっている事なども。

具体的なアクションとしては5つ。
1、使用価値経済への転換。
  ・・・大量生産、大量消費からの脱却
2、労働時間の短縮
  ・・・労働時間を減らして生活の質を上げる。
3、画一的な分業の廃止
  ・・・労働を魅力的にし創造性を回復させる。
4、生産過程の民主化
  ・・・生産プロセスを民主化して経済を減速させる。
5、エッセンシャル・ワークの重視
  ・・・機械化の困難な労働集約型産業を重視する。

えええ、こんな事個人でできるわけないじゃない!?
エコバッグを使うとかリサイクルを徹底するとか、
そんな事ならできるけどこんなアクションはねえ・・・
でも「3.5%の人々が非暴力的な方法で
本気で立ち上がると、社会は大きく変わる」のだそうで、
学校ストライキ、有機農業を始める、環境NGOで活動する、
市民電力を始める、気候非常事態宣言に向けた署名活動、
会社に環境対策や労働時間短縮を求める、などなど
きっと考えれば小さくても何かできそうです。
「1」の大量消費からの脱却はできると思うので頑張る。
意識を常にその方向に向けていれば行動もきっと変わる。
「3.5%の本気の人」になれなくても、
彼らをサポートする人にはなれるのではないか?
今までの自分の価値観や常識も見直しです。



今度はピンクのチョウチョを作ろうと思います。
こんなふうに生地を用意しました。
IMG_20220920_113146この本を読んで、私も色々考えました。
無駄に物を買ったりの大量消費をやめること以外にも
私ができる気候変動の波を押し返すアクションは何か?
まずは「男女平等の社会」を目指すことではないか?
なぜそれが地球破壊に歯止めをかけられるのかは
この本を読んでもらうことにして(笑)
「性差のない社会」にはあるべきではない価値観は
これからどんどん捨てていこうと思います。



今日のリス友。
スモモの木の餌台の上でのんびり〜〜〜
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