中島らも著「今夜、すべてのバーで」を読みました。
約30年ほど前に発行された本で、
私自身、なぜこの本を買ったのかいつ買ったのか、
なぜだか全く記憶にないのですが、
本の整理をしていたら出てきたので
昔読んだ記憶も全くないし、今回読んでみました。
帯にもある通り「アルコールに魅入られた男の物語」で
アル中になって入院することになった一人の男性
(小島容(いるる)執筆業をしている30代後半)が
医師や患者仲間、亡くなった友達の妹らとの交流を通して
アルコール中毒から立ち直っていく話です。
筆者自身がおそらくアルコール中毒だったのか?
そうでなくても相当に酒好きなはずと思わせる内容で、
日本にも相当数いるはずのアル中患者の姿の一部を
この本が見せてくれた感じです。
何の中毒でも、最初は気持ちよくなるために始めたものが
そのうちそれがないと最悪の気分になってしまうために
そこから逃れるために量がどんどん増えて泥沼にハマる、
これが決まりのようです・・・
こんな依存症とは縁のない人間からすると
「ただの甘えじゃないの?弱いからじゃない?」
となってしまいそうですが、
どうもそれだけではない予期せぬ出会いや運など
色々な条件が混じり合っての結果のようでもあり・・・
容(いるる)はアル中症状や薬品等にとても詳しくて
「『依存』は人間そのものの事である。」などと
鼻持ちならない事を医者に言ったりしているのですが、
中毒から抜け出すには「二度とやらない事」しかなく
それが想像以上に困難な事を容は知る事となります。
アル中患者の物語とは言っても軽い調子で描かれていて
読み易くはあるのですが、楽しい内容ではないので、
あまりお勧めしません。(笑)
「シンゾウ」人形の続きです。
イラストをもとにこんな風に生地を用意しました。
私は今は普段全くお酒を飲まないので、
私の肝臓は多分元気いっぱいだと思うのですが、
その分昔に比べたら本当にお酒に弱くなりました。
なので今の所アル中になる心配はなさそうですが、
別な形での「依存」なら色々ありそうです。
嫌な事があると、ひたすら縫い物をしたりするし
必要なものまで「断捨離だ!」と捨てていって
癇性にあちこち片づけようとしたり・・・
自分ではこんなのも一種の依存なのかな?
と思っています。
一見問題なさそうなこれらの行動も、
行き過ぎたらやっぱりダメなんですよね。
今日のリス友はチビリスです。
モフモフちゃんに上げたはずのひまわりの種を
なぜかチビリスが食べていました。
相変わらずの「オラオラ野郎」です。
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