「東京會舘とわたし(上・下)」を読みました。
「音読」用に読み始めた本でしたが、
途中からどんどん面白くなり黙読でも読んだので
予定よりも早く読み終わりました。
IMG_20230201_095334題名の通り「東京會舘」に強い思い入れのある人々の
それぞれの物語を書いた小説です。
皇居のお濠と森林を眺められる一等地にあって、
大正11年の創業からずっと続いている建物。
そこで働く様々な職種の従業員だけでなく、
そこで食事をしたり、お茶を飲んだり、結婚式を挙げたり、
色々なパーティーを催したりそれに参加したりして
そこに足を運んだ人たち一人一人に、
物語を残してくれる、そんな場所のようです。
私は一度も行った事がない場所なこともあって
「こんなにも人々に愛され続けている建物があるなんて。
いつか実際に行って見てみたい。」と思ったし
どんな形であれ、この建物に関わる事の出来た人たちが
本当に羨ましくなりました。

考えてみれば私には「東京會舘」のような場所はありません。
やっぱりある程度長い期間同じ場所に住んでいないと
こういう場所は出来にくい気もします。
アメリカに来てから、引っ越しを11回しました。
まさに浮き草暮らしみたいな感じです。
根っこが張る前にいつも引っ越ししてしまっていたので
愛着を感じるような場所も建物もないまま・・・
今までそれで何か困ったことも特になかったので
何とも思わずに暮らして来ましたが、こんな本を読むと、
一つくらい「東京會舘」のような場所があってもいいよね?
なんて思うようになりました。
まあ「東京會舘」みたいに格調高くなくていいので、
例えば雰囲気が良い珈琲店とかね・・・普段に通える場所。
スタバじゃダメなんですよ、やっぱり。
ちょっと、物語が生まれそうな場所ね・・・

「東京會舘とわたし」おすすめです。



今日のリス友は、またまたチビリスです。
餌入れにいっぱいのひまわりの種を、
くわえては穴に埋め、またくわえては穴に埋め、
一体これを何十回繰り返したことか・・・
でもさすがはチビリス、全く疲れ知らずでした。(笑)
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(今日は人形の紹介はありません。)

動画も作っています。


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