人魚がドレスに着替えたら

美しい自然がいっぱいの、アメリカ・オレゴン州に住んでいます。 手芸が大好きで、今はせっせと着せ替え人形を作る日々です。 出来上がった人形の紹介や日々の出来事、庭に遊びにくるリス友の様子など、いろんなことを綴っています。

タグ:東京會舘とわたし


辻村深月著「傲慢と善良」を読みました。
以前同じ著者の「東京會舘とわたし」を読んで
とても良かったので、今度もきっと面白いはず!
と思って読みましたが、テーマが大きく違うので
読後感はかなり違いました。
(  「東京會舘とわたし」を読んだ感想 )
IMG_20230404_091707本の帯に「『人生で一番刺さった小説』との声、続出」
とありますが、わたし自身は特に前半部分で
自分の中の「傲慢さ」をずっと責め立てられているようで
「えええ、この話ずっとこんな感じが続くの?
読み続けるのがキツくなって来た・・・・」
と、はじめは楽しむ事ができませんでした。

これは、歪んだ愛情を押し付ける親に閉口しながらも、
善良な故にずっと親の言いなりだった「真実(まみ)」が
30歳を過ぎて初めて一人暮らしを始め、
初めて自分で婚活を始め、初めて「この人だ!」
思う相手「架(かける」」に出会い結婚するまでの物語。
真実は架がなかなか結婚を決めない事に焦って、
一世一代の嘘をつき架に結婚を決めさせるのですが、
その嘘は架の女友達には始めからばれていて、
それを知った真実は突然失踪してしまいます。

誰の中にもある「傲慢さ」を色んな角度から
これでもかと指摘される感じがもう・・・
「ごめんなさい!わたしが悪うございました!」
と心の中で何度も土下座してしまいました。
ここで言う「傲慢さ」とは「人を選ぶ」と言う傲慢さで
「なんかこの人『ピンとこない』・・・」みたいな
絶対誰にでも経験のある感覚を「傲慢」と呼んでいて
わたしももちろんそれに異論はないのですが
「それぐらい許してくれよ?」と思ってしまうし
「そんなに罪悪感感じないとダメかい?」
みたいな更なる「傲慢さ」が顔を出す始末で。
でも、後半真実が失踪してから、彼女の生活拠点が
「仙台」「石巻」と移っていくあたりで
「傲慢」方面の話がなくなって行きホッとしました。
心の奥底の醜い部分を分析して見せられると
必ず自分にも当てはまって来て「嫌だ!見たくない!」
と言う気持ちになって来ますね・・・はあ。


「スターファイアー」の続きです。
イラストをもとにこんな風に生地を用意しました。
色がもう派手派手です。
IMG_20230223_131606この本は人生のパートナー探しに迷っている人、
自分の心をしっかり見つめ直したい人には
多方面からの視点があって、なるほど!かもしれません。
私も人生後半戦となり、自分と他人の傲慢の中で
それなりに傷つけ傷つけられてきた事を思えば、
「その『傲慢』は普通じゃね?」と思う気持ちが湧いて
「真実ちゃん」の傲慢と善良が只々初々しく見えました。
おばさんには彼女の必死さが眩しかったよ〜 


今日のリス友の「傲慢と善良」・・・
「おはようございます!クルミ特盛りで!」
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「東京會舘とわたし(上・下)」を読みました。
「音読」用に読み始めた本でしたが、
途中からどんどん面白くなり黙読でも読んだので
予定よりも早く読み終わりました。
IMG_20230201_095334題名の通り「東京會舘」に強い思い入れのある人々の
それぞれの物語を書いた小説です。
皇居のお濠と森林を眺められる一等地にあって、
大正11年の創業からずっと続いている建物。
そこで働く様々な職種の従業員だけでなく、
そこで食事をしたり、お茶を飲んだり、結婚式を挙げたり、
色々なパーティーを催したりそれに参加したりして
そこに足を運んだ人たち一人一人に、
物語を残してくれる、そんな場所のようです。
私は一度も行った事がない場所なこともあって
「こんなにも人々に愛され続けている建物があるなんて。
いつか実際に行って見てみたい。」と思ったし
どんな形であれ、この建物に関わる事の出来た人たちが
本当に羨ましくなりました。

考えてみれば私には「東京會舘」のような場所はありません。
やっぱりある程度長い期間同じ場所に住んでいないと
こういう場所は出来にくい気もします。
アメリカに来てから、引っ越しを11回しました。
まさに浮き草暮らしみたいな感じです。
根っこが張る前にいつも引っ越ししてしまっていたので
愛着を感じるような場所も建物もないまま・・・
今までそれで何か困ったことも特になかったので
何とも思わずに暮らして来ましたが、こんな本を読むと、
一つくらい「東京會舘」のような場所があってもいいよね?
なんて思うようになりました。
まあ「東京會舘」みたいに格調高くなくていいので、
例えば雰囲気が良い珈琲店とかね・・・普段に通える場所。
スタバじゃダメなんですよ、やっぱり。
ちょっと、物語が生まれそうな場所ね・・・

「東京會舘とわたし」おすすめです。



今日のリス友は、またまたチビリスです。
餌入れにいっぱいのひまわりの種を、
くわえては穴に埋め、またくわえては穴に埋め、
一体これを何十回繰り返したことか・・・
でもさすがはチビリス、全く疲れ知らずでした。(笑)
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(今日は人形の紹介はありません。)

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音読を始めて一ヶ月が経ちました。
(  喉を鍛えるために )
喉の筋肉を鍛えようと始めた事ですが、
最近あまり本を読まなくなっていたので、
音読のおかげで自動的に読書量も増え一石二鳥です。
文章を読む時は心の中で音読してしまうので、
だから読むのが遅いんだとずっと思ってきたのですが、
「心の中で音読する」のと「声を出して音読する」のでは
似て非なるもの!と言う事が証明されました。(笑)
心の中で音読する時は流石に息継ぎまではしないので
「声出し音読」に比べたら明らかに早いのです。
それに何より疲れません。ここが大きな違いですね。
で、肝心の「声出し音読効果」の方ですが、
一番最初にやった時に息切れして大変だったので
それ以降はずるして声量を減らしました。
それじゃ喉の筋肉の鍛錬にならないじゃないの!
ですよね〜?でも続けることのほうが大事かなと思って、
声量を減らして楽しても続けられる方を選びました。
効果の程は正直まだわかりません。
風邪を引いてしまったので喉の調子も今ひとつだし、
相変わらず時々むせたりもしているので、
ほとんど何も変わってないのかもしれません。
でもボソボソ声でも10分間続けて声を出すと言う事が
普段の生活ではまずないことなので、
何かの刺激には絶対なっているはずなのです。
始めてまだ一ヶ月ですからね・・・
今年一年間やってみないと結果は出ないかな?
「効果あり!」の報告じゃなくてごめんなさいね。


「フクロウ」を作ってみよう!その2です。
まずイラストをもとに型紙を作りました。
今回の人形はパーツが多くてちょっと大変です。
イラストの羽根の形を型紙では少し変えました。
IMG_20230117_204741音読を始めて一ヶ月、小説を一冊読み終えました。
今度は「東京會舘とわたし(下)」です。
上巻、とても興味深く読みました。
東京會舘なんて行った事がないので、
いつか行ってみたいなあと思うようになりました。
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今日のリス友。
向こうのほうにも可愛いのがいます。(笑)
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数年前からよくむせるようになって
ひどい時はお茶を飲んでもむせたりするので、
喉の筋肉が衰えてきているのは自覚していました。
3年前に咳喘息だと診断されてもいたのですが
咳がひどい時に薬を飲むだけで
あとはその時々で我流の対症療法で凌いでいて
昔に比べると本当咳の出ることが増えました。
特にパン粉をつけた揚げ物とかトーストとか
そういうものを食べた時には咳が止まらなくなったり。
どれも嚥下障害につながって行くのかなあと・・・
老化だからしょうがないと諦めている場合ではないので
もうちょっと歳を取ったらやろうと思っていたこと、
「音読」を毎日10分位やってみることにしました。
外で働いているわけでもないので
絶対的に声を出す機会も少なくて、
努力しないとどんどん喉の筋肉は衰えていくだろうし、
声に張りもなくなり滑舌も悪くなっていきそうです。
手始めに適当な雑誌の短い文章を音読して録音して
自分の声を客観的に聴いてみました。
自分の声をこんな形で聴くのは初めてではありませんが
改めて聴くとモゴモゴしたすごい変な声に聞こえます。
何か食べながら喋ってるのか?!って声です。
私の声って本当こんなおかしな声なのかい?
こんな滑舌じゃ、絶対アナウンサーになれない。
で、次、読もうと思っていた小説を音読してみました。
たった10分されど10分で、10分間声を出し続ける事が
こんなに大変だったなんて知らなかった!
冗談抜きで後半息切れしてきて頭もくらくら・・・
はあはあはあ、ほんとに酸欠に近い状態になりましたよ。
これを毎日続けたら楽に10分読み続けられるようになる?
まさに「喉の筋トレ」ですよね・・・
続くかどうかわからないので何とも言えませんが(笑)
もし1年くらい続けられて成果が出たら報告します。
来年の年末にでも?乞うご期待!

今回音読用に読み始めた本は、
辻村深月著「東京會舘とわたし(上)」です。
1日10ページくらいのペースで読めば
1ヶ月で読み終えられるはずなのですが・・・
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「スカンク」を作ってみよう!今日は型紙です。
イラストをもとにこんなふうに型紙を作りました。
仕上がりが楽しみです。
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あとはカラオケなんかも喉の筋トレに良さそう!
カラオケマシーン買おうかな・・・?
今まで何とも思わなかったけれども、
歌手の皆さんが2〜3時間もライブで歌い続けるって
本当にすごい事だったんですね。
それが50代以降の人達なら尚更です。


今日のリス友。
寒さが厳しくなればなるほどに
リス友のモフモフ度が上がっている気がする。
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