木内昇著「櫛挽道守」を読みました。
この物語、本当に良かった!大感動でした。
IMG_20240124_094655幕末、時代が大きなうねりの中にいた頃の物語です。
木曽で一番の腕を持つ櫛挽職人の父・吾助に憧れて
自らも櫛挽職人を目指す「登瀬」が主人公。
女は嫁いで子供を産み家を守るのが当たり前の時代に
登瀬は寝ても覚めても頭にあるのは櫛挽の事ばかりで
勝手仕事は二の次三の次、ほぼ母や妹に任せきり・・・
父の技に近付こうとひたすら努力を続けていきますが、
彼女の年頃の娘らしからぬ「櫛挽」への異常な情熱に
周りの人々はドン引き・・・

せっかくの良い縁談もめでたく(笑)破談となり
櫛挽職人への道をさらに邁進し始める登瀬でしたが、
吾助の弟子となって同じ家に寝起きをするようになった
イケメン櫛挽職人の登場で、登瀬の心は大きく乱れます、
「コイツには負けられない!」と言う競争心で。

で、この家族に、大きな影と共に光も与え続けるのが
不慮の事故で12歳で亡くなった登瀬の弟・直助。
登瀬は、自分たちの知らなかった弟の姿を知ろうと
彼の友達だった源次から時々話を聞くようになります。
長い時間をかけて、直助の想いや夢が明かされて行き
登瀬の人生に大きな影響を与えていく事に・・・
その過程で登瀬と源次の関係も変わって行くのですが
この二人の関係がもう本当に切なくて切なくて
何度も泣かされました。

私はこう言う物語に弱いと言ったらいいか、
こう言う生き方に憧れると言うか、
一つの事に脇目も振らずに打ち込まずにいられない、
傍目にはただの頑固者の変わり者と思われても、
全ての事を犠牲にしてもやり遂げたい事がある。
もしかしたら私が一番憧れる生き方かもしれません。
この本は超おすすめです。




「フリーレン」人形、イラストをもとに
こんなふうに生地を用意しました。
IMG_20240125_173527このイケメン櫛挽職人、見目も良ければ才能もあり
見聞が広く商才もあり、非の打ち所がないのですが、
登瀬が常に彼をライバルとして敵視しているためか
彼の印象は常に胡散臭く、何か企んでいるように見えて
「最後の最後に大どんでん返しがあったりして?」
なんてかなり勘繰って読んでしまいました。
本当にどんでん返しがあるのか、ハッピーエンドなのか、
その辺は、読んでみてのお楽しみ〜〜〜 



今日のリス友。
またまたモッフーです。でかい・・・
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