朝、毎日のように作っている目玉焼きなのですが、
たまに君が、いや黄身が割れてしまう事があります。
こうして黄身が割れてしまった目玉焼きは
いつも料理人である私が食べるのですが、
皆からするとそれが自己犠牲に見えるのか
「失敗したやつ、今日は俺が食べてもいいよ。」
と夫なども言ってくれたりします。
でも、私としては自己犠牲というよりも
料理人としてのプライドがそうさせている感じで
失敗した料理を他の人に食べさせたくない訳です。
きっとこれ、どこの家庭の料理人も同じだと思うな。
綺麗に仕上がったものを家族に食べてもらい、
「美味しいね!」と言ってもらえるのが嬉しい訳で
料理人は「美味しい!」の言葉をいつも待っている。
来客があった時には特にそんな気持ちが強くなって
うまく盛り付けられたものがお客さん用、ですよね?
そんな訳なので、もし家族が作った料理だったら
その料理人が出してくれたものを有り難く頂きます。
料理人が失敗作を食べていても気にしません。
いつだって料理人のプライドは尊重しないとね〜〜〜
今回は「ハウルの動く城」の「ソフィー」です。
ジブリ映画を自分から進んでは観ないので
実はこの作品も観たことありません。(笑)
でも、作ってみますよ〜〜〜
まずはイラストから・・・
子供の頃をつらつら思い返してみても、
料理人である母の皿にはいつも料理の端っこ部分とか
寄せ集め?とかがのっていた気がします。
煮魚とかは特にそうで母の分はいつも尻尾部分で、
前日の残り物を食べるのもいつも母でした。
「もっと良いところを食べたら良いのに・・・」
と子供心に時々思っていたのですが、
今は母の気持ちも分かります。
当時は祖父母も一緒に住んでいたし、それが当たり前、
みたいなところもあったと思いますが、
料理人は皆に美味しいところを食べてもらいたい、
単純にそんな気持ちになるんですよね〜〜〜
・・・料理人の心はかくも美しい。
今日のリス友。
モフモフちゃんと長い尻尾。
「お腹のたるみはお気になさらず・・・」
動画も作っています。
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