人魚がドレスに着替えたら

美しい自然がいっぱいの、アメリカ・オレゴン州に住んでいます。 手芸が大好きで、今はせっせと着せ替え人形を作る日々です。 出来上がった人形の紹介や日々の出来事、庭に遊びにくるリス友の様子など、いろんなことを綴っています。

タグ:荒唐無稽


また、万城目学氏の本を読みました。
「偉大なる、しゅららぼん」という 、
なんかふざけた(?)題名の本です。
IMG_20230714_141153日本最大の湖、琵琶湖のほとりで「湖の民」として
特殊な力を授かり生きる日出一族と棗(なつめ)一族。
特に財を成した日出本家は「城」を構えて住み、
琵琶湖界隈一の権力者となっています。
遠い過去の諍いから両家は反目し合いながらも、
表面上は静かに均衡を保ちつつ
それぞれの生活を営んでいたのですが、
本丸御殿に住まう本家後継の日出淡十郎と、
そのいとこの日出涼介、棗家の長男・棗広海が
同じ高校に入学し同じクラスになった事と
最後の生き残りの「他の湖の民」の登場によって
この均衡が一気に崩れて行きます。
彼らはそれぞれの持つ「力」に翻弄されながらも
日出一族、棗一族の新しい時代を作っていく
荒唐無稽(笑)青春物語といった感じです。

殿様気質の淡十郎は、実はとても純粋で
心優しいぽっちゃり色白男子。
涼介も心根の優しい素直な男子ですが、
かなり察しの悪い鈍感不器用男子。
棗広海は冷静沈着、クールなイケメン君。
なので涼介からすると全てが嫌味な男ですが、
コミックにしたら人気が出そうな物語です。
物語の最後、淡十郎の純粋すぎる優しさに
思わず泣けてしまいました。

設定があり得ない話なので好みが分かれそうですが
昔読んだこの著者の本がどちらも荒唐無稽話で
それがとても面白かったので今回も楽しめました。
(「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」です。


今日の人形もサマーガールです。
今日の女の子にもスイカ柄の生地を使っています。
IMG_20230714_121004IMG_20230714_121138IMG_20230714_121455IMG_20230714_121644IMG_20230714_121551この本、600ページ近くもあってかなり長いので
のんびり読んでいると必ず中だるみします。(笑)
じっくり読み込む系の本ではないので、
できる限り一気読みするつもりで行った方が
この物語は楽しめる気がしました。



今日のリス友。
モッフーを葉っぱの影から隠し撮りです。
IMG_9278

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森見登美彦著「有頂天家族」を読みました。
TVアニメ化もされているようですね。
IMG_20230505_092136帯に「かくも毛深き家族愛!!」とありますが
その家族とは「狸の家族」のことです。
母と4兄弟の熱くて深い、そして滑稽な家族の物語。
ファンタジーなのでとにかく荒唐無稽な話ですが、
気楽に読めるので時々こんな本を手に取りたくなります。

物語の舞台は京都。
人間やモノに化けた狸と天狗と人間が暮らす京の街で、
狸達の内輪揉め(権力争い?)や天狗同士のいざこざ、
年末に人間が集う「狸鍋」の会をめぐる騒動などなど、
その狸家族の周りはいつもなんだかざわついています。
狸界の頭領だった父を「狸鍋」でなくした狸家族は
その真相を探りつつ同時に窮地に陥りながら家族の絆を
深めていくのですが・・・
なんて書くと真面目な話のようですが、全く逆で
かなりのはちゃめちゃストーリーです。

まず、ずっと狸達の修行の師であった「赤玉先生」こと
如意ケ嶽薬師坊という天狗👺が登場するのですが、
ある時を境に力を失ってから引きこもりになり
自堕落に「赤玉ポートワイン」を愛飲して暮らす
プライドだけは超高い頑固ジジイに成り下がっています。
彼の愛弟子に「弁天」という妖艶な女性(人間)がいて
今では師を遥かに凌ぐ半天狗になっており
そんな彼女に恋するスケベジジイでもあるのです。
狸4兄弟はそれぞれに個性豊かな憎めない奴らで
なんだか人間と同じ問題を抱えた家族に見えてきて
勝手に親近感を抱いてしまいました。
狸と天狗と人間の話で、最初から有り得ない設定なので
好き嫌いが分かれるかもしれませんが、
畠中恵著「しゃばけ」、仁木英之著「僕僕先生」などの
ほのぼのファンタジーシリーズも好きなので、
この「もふもふ毛玉家族の話」も楽しめました。
深刻な内容の本はちょっと読みたくないなあ・・・
なんて時におすすめです。


「メイ」人形の続きです。
いつもの人形より小さいのでちょっと大変ですが
ここまで出来ました。
IMG_20230307_173552IMG_20230307_175549IMG_20230307_180213あなたの友達や同僚、ご近所さんが実は狸だったら?
有り得ない事ですが想像すると楽しいですよね?

余談ですが、この本の文体が浅田次郎氏のに似ていて、
「理由があってわざと真似して書いたのかなあ?」
なんて思ってしまいました。
もし同じ感想を持った方がいらしたならば、
ぜひ今度一緒にこれについて話したいです。


今日のリス友は、またまたモフモフちゃん。
胸の谷間?きゃ!
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今月は、私が勝手に決めた「読書月間」。
なので通常よりも熱心に本を読んでいます。
まあ、そうでもしないとなかなか本を読まないので
これからも時々「読書月間」を持とうかなと・・・
で、成田悠輔著「22世紀の民主主義」を読みました。
IMG_20230220_115223以前読んだ斎藤幸平著「人新世の『資本論』」 と同じく
( 斎藤幸平著「人新世の『資本論』」 )
政治や経済についての知識が乏しい私にとっては
難解な言葉が多くて大変でした。
「じゃ、なぜまたそんな本読んだわけ?」と言われそう。
そうなのです、普段ならまず手に取らない本なのですが、
今後の世界(特に日本)がどうなるのか気になって
要するに私には全然いい未来が見えてこないので、
「解決策あるなら知りたい!」みたいな気持ちで
読んでみた本なのです。
「で、解決策見つかったの?」と聞かれると・・・
う〜〜〜ん、寝たふりするしかない。
本当一言二言でまとめるのは到底不可能なので、
「こんな趣旨の事が書いてあるような気がする」程度で
行こうと思います、すみませんね。

まず、成田氏の考えの根底には常にこの疑問があります。
「常識と思われている事、それは本当に正しいのか!?」
「民主主義を続けるための方法と思われている『選挙』は
本当に必要なのか?一人一票のままでいいのか?」とか。
今の日本の高齢化社会では若年層全員が投票したとしても
数の少ない若年層は絶対に高齢層には勝てないわけで、
ならば、年齢ごとに一票の重みを変えてみてはどうか?
現存のあらゆるテクノロジーを使って人々の本音を読み取り
その中から最適解を導き出して政治に活用してはどうか?
少数派であっても切実な声として吸い上げるシステムを作り
全体としての多様性や幸福度を上げていく「新民主主義」?
こんな本を読むと、少し荒唐無稽と思われる考えも
「有りかも?」と思う所から全てが始まる気もして来て、
長い事停滞を続ける日本社会に風穴を開けるためにも
本当誰かこの本の中の提案を一つでも試してみてくれ!
なんて思いましたよ。
国としては無理でも地方自治体から小さく始めるとか?
いやもっと小さく町内会から始めるとか?どうかな?

「選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体を
どう作り替えるか考えることだ。
ルールを変えること、つまりちょっとした革命である。」
と成田氏は言っています。

とにかく難しい言葉が色々出て来て細かいところまでは
理解できなかった気がするので感想はこれ位です。
興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
って、こんな感想じゃきっと誰も読まないね。



「アリエッティ」の人形の続きです。
イラストをもとにこんなふうに生地を用意しました。
デザインはシンプルですが、色が鮮やかなので
この人形も作り映えしそうです。
IMG_20230213_155936最後にもうちょっとだけ・・・
成田氏は「この本は素人の妄想だ。」と言っています。
その上で「暴政」という本の中から教訓を抜粋して、

1、シンボルに責任を持とう。
2、真実は存在すると信じよう。
3、自分で調べよう。
4、アイコンタクトと雑談を怠るな。
5、私生活はちゃんとしよう。
6、大義名分に寄付しよう。

この地味で身近な生活感こそ暴政と闘えるのだと。
「政治」という表舞台が氷山の一角であるとすれば
その下の巨大氷山は素人の個々人の感情と生活だから。
個人的なものこそ政治的である。・・・だそうです。
皆さんはどう思いますか?



今日のリス友。
もふもふで可愛いなあ〜〜〜
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