小川糸著「ライオンのおやつ」を読みました。
IMG_20230315_092731瀬戸内の小さな島にあるホスピス「ライオンの家」で
人生の最後の時間を過ごす30代の女性・海野雫と
その彼女を取り巻く人々の物語です。
「ライオンの家」の名前の由来は、
「百獣の王たるライオンは敵に襲われる心配がないので
ここでは安心して食べたり寝たりして過ごせばいい。」
と言うところから来ています。
このホスピスを作った少し風変わりな人物「マドンナ」や
毎日の食事を作っている「かの姉妹」らのスタッフが
この家に訪れた人を「ゲスト」として温かくもてなします。
特に毎週日曜日の「おやつの時間」には
ゲストが希望する「おやつ」を可能な限り再現して
皆で味わうと言う特別な時間が設けられており、
人生の最後に食べたいその「おやつ」には
ゲストが密かに大切にしている記憶が重なっていて
「おやつの時間」のページでは涙々でした。

どんな人でも自分の最後を生きる時には
良くも悪くも自分の心に正直になるしかなくて、
「おやつの時間」はそれをそっと後押ししてくれる
神様からの最後のプレセントみたいな時間なのでした。
雫自身も子供のような真っ直ぐで純粋な心になって
小さな事にも涙し、そして全ての事に感謝する姿が
尚更死期の近い事を感じさせてまたまた涙・・・

瀬戸内海の小島の描写がとても美しく優しくて
私はまだ一度も行ったことがない場所なので
近い将来ぜひ行ってみたいと思いました。



「メルモちゃん」人形の続きです。
イラストをもとにこんな風に生地を用意しました。
IMG_20230306_155706私が最後に食べたい「おやつ」って何だろう?
健康な今はあまり深く自分の心を探る事もないので
パッとすぐには思い浮かびませんが、
強いて上げるとすれば「ティラミス」かな?
私が今まで何十回と作ってきたレシピなのですが、
このレシピのおかげでいつ作っても褒められるのです。
で、このレシピで誰かが作ったティラミスって言うのを
一度食べてみたい気もします。
同じレシピなので仕上がりも同じだとは思いますが。


今日のリス友はモフモフちゃんです。
お腹の下の方の毛が雨で濡れて冷たそうです。
が、顔を見ればなんかとぼけていて可愛いです。
どこかで土を掘ってきた「鼻」をしています。
「ドキッ!!!バレちゃった?むむむ・・・」
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動画も作っています。


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