小川糸著「ライオンのおやつ」を読みました。
瀬戸内の小さな島にあるホスピス「ライオンの家」で
人生の最後の時間を過ごす30代の女性・海野雫と
その彼女を取り巻く人々の物語です。
「ライオンの家」の名前の由来は、
「百獣の王たるライオンは敵に襲われる心配がないので
ここでは安心して食べたり寝たりして過ごせばいい。」
と言うところから来ています。
このホスピスを作った少し風変わりな人物「マドンナ」や
毎日の食事を作っている「かの姉妹」らのスタッフが
この家に訪れた人を「ゲスト」として温かくもてなします。
特に毎週日曜日の「おやつの時間」には
ゲストが希望する「おやつ」を可能な限り再現して
皆で味わうと言う特別な時間が設けられており、
人生の最後に食べたいその「おやつ」には
ゲストが密かに大切にしている記憶が重なっていて
「おやつの時間」のページでは涙々でした。
どんな人でも自分の最後を生きる時には
良くも悪くも自分の心に正直になるしかなくて、
「おやつの時間」はそれをそっと後押ししてくれる
神様からの最後のプレセントみたいな時間なのでした。
雫自身も子供のような真っ直ぐで純粋な心になって
小さな事にも涙し、そして全ての事に感謝する姿が
尚更死期の近い事を感じさせてまたまた涙・・・
瀬戸内海の小島の描写がとても美しく優しくて
私はまだ一度も行ったことがない場所なので
近い将来ぜひ行ってみたいと思いました。
「メルモちゃん」人形の続きです。
イラストをもとにこんな風に生地を用意しました。
私が最後に食べたい「おやつ」って何だろう?
健康な今はあまり深く自分の心を探る事もないので
パッとすぐには思い浮かびませんが、
強いて上げるとすれば「ティラミス」かな?
私が今まで何十回と作ってきたレシピなのですが、
このレシピのおかげでいつ作っても褒められるのです。
で、このレシピで誰かが作ったティラミスって言うのを
一度食べてみたい気もします。
同じレシピなので仕上がりも同じだとは思いますが。
今日のリス友はモフモフちゃんです。
お腹の下の方の毛が雨で濡れて冷たそうです。
が、顔を見ればなんかとぼけていて可愛いです。
どこかで土を掘ってきた「鼻」をしています。
「ドキッ!!!バレちゃった?むむむ・・・」
動画も作っています。
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