三浦しをん著「風が強く吹いている」を読みました。
IMG_20231125_205025この本は600ページ以上ある長編なのですが
本当に楽しく読めました。
笑いあり涙もありで読後感は最高に良かったです。

「竹青荘」と言う超オンボロアパートに住む
男子大学生10人は、リーダー格の清瀬の音頭で
突如として「箱根駅伝」を目指す事に・・・
が、陸上競技経験があるのは10人中3人だけで、
しかも箱根駅伝への出場権を得る「予選会」まで約半年、
寄せ集め集団の無謀すぎる挑戦が始まります。
清瀬が中心となり、早朝からの走り込みに始まって
大学から戻った後は夕方から夜にかけての練習など、
彼らは急速に絆を深めながら日々成長を続けます。
物語の前半は、予選会を通過するあたりまで続きますが、
本当に読み応えがあったのは後半部分で、
箱根駅伝両日を詳しく描いた場面でした。
一区20キロほどの距離を10人で襷を渡しながら
10区を走り切るその二日間の模様が詳しく描かれて
一人一人の人となり、生き方も同時に語られ、
駅伝当日の様子は一気読みという感じでした。

とここまで、つらつら感想など書いてきましたが、
実は私「箱根駅伝」の事をほぼ何も知りませんでした。
もちろんその存在は知っていましたが、
むか〜し実家でお正月に家族がテレビで観ていたのを
本当に漫然としか観ていなかったので、
「箱根駅伝だもの箱根周辺を走ってるんだろうね?」
とすっとぼけた事を思っていたのです。
まさか東京ー芦ノ湖間を往復する駅伝だなんて
この本を読むまで知りませんでした。バカ。
この本のおかげで各コースについても急に詳しくなり
「箱根駅伝」の見方を完全マスターしました。

帯に「純度100%の青春箱根駅伝小説」とありますが、
本当にその通り。
若い彼らの痛みや迷い、苦悩、恐れ、怒りなどなど
状況は違えど「私もそうだった!」と共感する場面も多く
何度も何度も泣かされましたよ。
箱根駅伝が好きな方にもそうでない方にも
猛烈におすすめの本です。



今回は「クリスマスツリー」のオーナメントです。
イラストはこんな感じで・・・
IMG_20231106_141758「勝つ事以外の自分だけの理想や目標があってこそ
走り続けられるのだ。」
「勝利の形はさまざまだ。生きるうえでの勝利の形など
どこにも明確に用意されていないのと同じように。」
「選ばれなくても、走りを愛することはできる。
抑えがたく愛おしいと感じる心のありようは
走るという行為がはらむ孤独と自由に似て燦然と輝く。」
こう言う言葉にしみじみ希望や勇気をもらいました。



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