蛭田亜紗子著「自縄自縛の私」を読みました。
R - 18文学賞大賞受賞作のこの小説、
大分前に買っていたものを最近やっと読みました。
IMG_20230724_114333「自縄自縛」に「R - 18」そしてこの本の帯を見れば
何となく話の主題は想像できてしまいますが(笑)
ちょっと変わった趣味で自分の世界に浸って
心の痛みを軽くしたり単純に性欲を満たしたりして
日々を生きている人々の物語です。

軽い気持ちで自分をビニール紐で縛ってみたら
それまで感じたことのない安息や快感に満たされて
「縄さえあれば、独りで生きていける。」
と感じるようになって行く広告会社で働く女性。
肌にピッタリと張り付くラバースーツに身を委ね
快感と安堵感に包まれるモデル業の女性。
友達の机や持ち物、家族の引き出しなどを覗く事が
やめられない女子高生などなど・・・
自分が一線を超え常軌を逸している事に気づいても
日々感じる焦燥や苦しみから逃れるためには
その行為を続けるしかなく・・・
危うさの中の快楽と底にある悲しみのようなものを
感じさせる場面が色々と出てくるのですが、
彼女らの行為がちょっと世を憚るものなだけで
多くの人は「わかる気がする」ってなりそうです。
ストレスを甘いものを食べて発散するのか
麻縄で自分を縛って発散するのかの違い・・・
・・・大分違うか? 

彼女らの少し変わった行為はエスカレートした後に
他者に知られ非難されたり逆に受容されたりしますが、
その後明らかに彼女らの中で何かが変わってしまい
こういう行為は独りでこっそりとやってこそだろう、
という感じがひしひしとしました。
誰にでもありそうな「変態性」は極力隠した方が
純粋な喜びや安息のためにもいい気がしましたよ。
エロいだけではない本でおすすめです。



「ねずこ」人形、完成しました。
いつもの人形とはデザインもかなり違う人形で
作っていて楽しかったです。
本当は髪の毛の下の方をエアブラシを使って
赤くする予定だったのですが、
実際にやってみたらうまく色がのらず諦めました。
IMG_20230721_114459IMG_20230721_114612IMG_20230721_114915IMG_20230721_115049この物語の中に「自縄自縛おじさん」が出てきます。
家族がありながら女装して自縛するのが好きな男性。
長い事こっそりとその行為を続けていたのに
ある夜、娘の古い中学の制服の上から緊縛をして
近所を歩くという暴挙に出て、家庭崩壊。
こっそりやっていればよかったものを。(笑)

小説とは言え「いろんな人がいるなあ」と思うし、
「縄で縛ると本当に気持ち良くなるのだろうか?」
と、ついつい考えてしまったりして(笑)
その辺からして私にも変態的素質があるのか!?
いや、実際やりませんけどね、いやほんとに。(笑)


今日のリス友。
モフモフちゃんの「ブン!」
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動画も作っています。


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