ボニー・ガルマス著、鈴木美朋訳、
「化学の授業をはじめます。」 を読みました。
500ページの長編で読むのに時間がかかりましたが
読み応えのある物語でした。
物語の舞台は1950年代のカリフォルニア。複雑な家庭に育ちながらも、独学で知識を蓄え
化学者となったエリザベスが主人公です。
が、教授の性的暴行のせいで博士号の取れなかった彼女は
(大学側が教授を擁護し、彼女を大学から除籍したため。)
実際は研究所でも同僚男性の補助的仕事しか与えられず、
自身の能力を発揮出来ずにいます。
そんな時、優秀な化学者キャルヴィンと出会い恋に落ち
未婚のままマデリンを産み母となりますが、
子供が生まれる前にキャルヴィンは事故で亡くなり
彼女はシングルマザーとして生きて行く事に・・・
時代が求める女性像や社会の偏見と戦いながら
苦境の中にあっても毅然として生きて行く彼女に
ある時、午後のテレビ枠で料理番組の仕事が舞い込みます。
局の意向を完無視し化学者としての視点で料理をする彼女は
次第に多くの女性達の心を動かし人生を変えて行く事に。
物語が、今から60〜70年前の設定なので
化学者という特殊な職業&未婚の母という状況が
女性にとってどれだけ生きづらいものだったのか・・・
そして時代と共に社会は大きく変化して来たとは言っても、
現在でも偏見はまだまだ残っている訳です。
この本が世界中で多くの人に読まれて(9割方女性では?)
触発されて新しい人生をやり直している人々がいる事は
古い価値観に囚われている人が多い事の表れなのでしょうね。
これは単純な女性の成功物語ではなく、
年齢、性別、職種、家庭環境、人種などなどを越えて
お互いに尊重し合う社会を思い書かれたものだと思います。
空気を読まないエリザベスとマデリン親子は痛快で、
彼女らの猛烈に賢い飼い犬や亡きキャルヴィンの存在など
心温まる場面も多く楽しく読めました。
ただ訳本のためか?ちょっと読みにくい所もありましたが、
おすすめです。
マチなしトート、第4弾です。
裏地を変えて2種類作りました。



今日のリス友はチビリスです。
時々葉っぱも食べないとね?(笑)


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