藤沢周平著「凶刃」を読みました。

第1作目はむか〜し読んだ記憶があるのですが、
細かい事はほとんど忘れてしまっていました。
青江又八郎は北国のとある藩に仕える四十半ばの武士。
藩には「嗅足(かぎあし)組」(←名前

隠密部隊があり、長い事暗躍してきた組織だったのが
藩の事情で解散せざるを得なくなり、
又八郎は、江戸詰めの嗅足組に解散を伝えるために
密命を帯びて一人江戸に出府する事になります。
その時、江戸で女嗅足をしていた谷口佐知は
かつて又八郎と恋仲だった30代後半の女性。
焼けぼっくいに火がつくように(笑)
又八郎と佐知が密会するだけなら良かったのですが
そうは問屋が卸さない訳で・・・



藩の存亡に関わる秘密を巡っての闇の闘争に巻き込まれ
刺客にたびたび襲われたり、後をつけられたり、
真相を探るべく動く二人は常に緊張を強いられる事に。
又八郎と佐知は何と16年ぶりの再会で、
その間又八郎は妻帯し3人の子を持つ身となっていて、
忍びの佐知と忍ぶ恋をする又八郎で「ダブル忍忍」(笑)
それだけに二人の恋はかなり艶っぽかったです。



が、この本は読み進めるのが大変でした。
登場人物の名前がみんな長くて誰が誰だか覚えきれず、
榊原造酒、谷口権七郎、兼松甚左衛門、村越儀兵衛とか
「あれ?この人誰だっけ?何した人だっけ?」
とページを戻って確かめたりして・・・



侍物語は結構どんなものでも好きなのですが、
武士道に絡めた泣ける場面がなかったので
ちょっと物足りなかったかな?(笑)
「クリスマスオーナメント」完成しました。
小さな鈴がアクセントです。


世の男性は佐知のような女性に弱いんだろうね〜?
とついつい思ってしまいます。



忍びが身についているとは言え、常に忍んでいて
今の時代あまりいないタイプですよ、ほんと。
今日のリス友は、またまたモッフーです。

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