クリス・ウィタカー著(鈴木恵訳)
「われら闇より天を見る」を読みました。

このミステリーは最後は号泣必死の物語でした。
この物語は、アメリカ、カリフォルニア州の
海沿いの美しい町ケープ・ヘイブンが舞台ですが、
30年前に、7歳の少女・シシーが
浅瀬で遺体として発見された事件が全ての始まり。
15歳の少年・ヴィンセントが誤って彼女を車ではね、
死なせてしまった事が発覚し彼は刑務所行きとなりますが
当時シシーの姉スター・15歳はヴィンセントの恋人で、
その事件は、彼女らの家族だけでなく街の人々にまで
大きな影を投げかけ運命を変えていく事になります。
妹を恋人ヴィンセントの過失で失いながらも、
スターはヴィンセントを忘れることができず、
心身を病みながら父親のわからない子供を二人出産。
その荒廃した家庭で育ったダッチェス・13歳は
6歳の弟を母の代わりに守り育てているのですが、
常に心に怒りや悲しみを抱える彼女は乱暴者で
どこにも安らげる場所のない生活を続けていました。
そんな彼女を助け見守り続けて来たのが、
ヴィンセントとスターの親友のウォーク(警察官)で
ダッチェスにとって唯一信じられる大人であり続けます。
その後30年の刑期を終え出所したヴィンセントですが
その日から日をおかず、また事件が発生します。
ダッチェスの母・スターが何者かに殺害されるのです。
その後のダッチェスと弟・ロビンが経験する生活は
また困難や辛苦の連続の苛烈なもので・・・
一度も心から笑った事のないような人生でも、
ダッチェスは弟の幸福だけを願いながら必死で生き続け
最後には一筋の光を手にする事になります。
それはあまりにも悲しく美しい真相でしたが・・・
訳本特有の読みにくさを少し感じましたが、
最後は大感動、ダッチェスの強さと優しさに号泣でした。
500ページの長編なので読むのに時間がかかりますが、
おすすめです。😄😄😄
ところで、しまいっぱなしだったオットマンに
新しいカバーを作ってかけ、蘇ってもらいました。
これ自体は23年前に買ったものなのですが、
多色の柄が今のエンテリアに合わなくなってしまい
別のカバーを掛けねばと思っていたのです。
(でっかいホッチキスで適当に留めました。)
この色を加えた事で、色味の違うグリーンが増え
程よい「ダサさ」が加わりました。😆😆😆
このダサさが居心地の良さにつながるはず。😅😅😅






今日はウサ友です。
大きくなりすぎて刈り取った野菜を置いておいたら
チビちゃんが来て食べてました。🥰🥰🥰


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