人魚がドレスに着替えたら

美しい自然がいっぱいの、アメリカ・オレゴン州に住んでいます。 手芸が大好きで、今はせっせと着せ替え人形を作る日々です。 出来上がった人形の紹介や日々の出来事、庭に遊びにくるリス友の様子など、いろんなことを綴っています。

タグ:ベニマル



万城目学著「八月の御所グラウンド」を読みました。 
IMG_20240530_092431万城目学氏の描くちょっと不思議な物語が好きで
これまでも何冊か読んできましたが、
この本もやはり不思議な感じで楽しく読めました。
( 「悟浄出立」を読みました。 )
( 「偉大なる、しゅららぼん」を読みました。 )

物語の舞台は真夏の京都です。
朽木(くちき)は大学生生活最後の夏を
彼女の故郷、高知で過ごすはずだったのが、
直前に「あなたには火がないから。」と振られて
地獄のように暑い京都に居残る事に・・・
が、友人・多聞に頼まれて草野球チームに参加し、
毎回ほぼ寄せ集めのメンバーで試合をしながら
「たまひで杯」での優勝を目指す事になります。

「たまひで」とは半世紀前大人気だった芸妓の名で、
彼女に憧れた当時の学生たちが始めたのが「たまひで杯」
そして、これは翌年の卒業が絶望的な友人・多聞が、
教授から交換条件として提案された事なのでした。
「大学を卒業させてやるので、その見返りとして
『たまひで杯』で優勝して、『熟女たまひで』からの
『ほっぺにチュウ💋』を勝ち取るのだ!」と言うもの。

と、全体的にふざけた話ではあるのですが、
実はいろんな切ないエピソードが盛り込まれています。
真夏の京都の「御所グラウンド」での早朝草野球に
実際ノリノリで参加しようと言う酔狂な者はほぼおらず
試合当日の朝に人数が揃わないのは毎度の事。
が、通行人に頼んで試合に出てもらったりしながらも
なんと半世紀もの間、不思議と必ず「助っ人」が現れて
その「たまひで杯」は続いてきたのだとか・・・
で、実はどうも「あの世」の選手も混じっているらしい。

そして、その夏も例年通り人数の揃わない日が続いて
たまたま近くに居た若者らに参加を頼むのですが、
一人は伝説の名投手「沢村英治」その人で、
彼の友人たちもどうやら若くして戦死した者らしく。

実際にはあり得ない設定なのですが、
強烈な日差しと暑さの中での不思議な出来事は
「こんな事ももしかしたらあるのかもしれない・・・」
と言う気持ちにさせられて、読後感は良かったです。





「ベニマル」人形完成しました。
色々細かくてこれは時間がかかりました。
IMG_20240529_125005IMG_20240529_125642この作品は直木賞を受賞したと言うことで
それもあって今回読んでみたのですが、
個人的には他の作品の方が面白かったかな?
今の所、短編集「悟浄出立」が私の一押しです。




今日のリス友はモフリちゃんとポコチン君。
朝からお互いに牽制しあってドタバタでした。
IMG_20240524_093637IMG_20240524_093703IMG_20240524_091555IMG_20240525_093114ライブドアアプリでフォローが出来ます。



昨日、寝ぼけていたのか時計の針を見間違えて 
いつもより1時間早く起床しました。
で、その後いつも通りすぐに朝食作りにかかり、
同時に次男のランチの用意も始めたのですが、
そこから20分ほど経過したところで、
いつもならその頃にはとっくに起き出して来て
テーブルに朝食を並べるのを手伝ってくれる夫が
その日はいつになってもやって来ず(そりゃそーだ!)
「どうした?具合でも悪いのか・・・?」
と気になり始めて時計を改めてよく見た瞬間に初めて
「げ、1時間ずれてる!!!」となりました。

はああ、思い込みって恐ろしい・・・
起きた時はてっきりいつもの起床時間と思い込んで
(いやいつもより5分ほど遅いくらいだった・・・)
慌ててベッドを出てトイレに行って、
いつものように朝食作りに取り掛かったのですが、
近眼なこともあってコンタクトを入れてない目では
いろんな所にあるデジタル表示の時間が目に入っても
思い込んでいる時間の数字にしか見えておらず、
夫が起きて来ないのでそこで初めてしかと時計を見て
自分の思い込みに気がついたのでした。
いやあ、こんな事は初めてかもしれない・・・
勘違いで1時間早く起きてしまったのは良いとして、
しばらく気付かずにルーティンをこなすなんて。
思い込みってすごいなあ、ほにほに・・・

で、朝食を食べながら次男に早朝の出来事を話したら
「起きた時に『いつもより眠いな』と思わなかった?」
と聞かれましたが、起床時は毎朝眠たいわけで(笑)
違いなんか全く感じませんでしたよ。はああ〜〜〜

自分で言うのも何ですが、思い込みが激しい方で
おかげで過去に色々やらかして来ています。
思い〜込〜んだ〜ら〜🎵ひたす〜ら思い込む〜🎶(笑)
その辺は思い込みの達人?星飛雄馬にも負けないかも?
いや真の思い込み名人は父の星一徹の方か?
それに星飛雄馬は全然やらかしてないし・・・
それどころか巨人に入団して活躍したんだった!
ってもう、一体何の話だよ・・・




「ベニマル」人形、ここまで出来ました。
IMG_20240529_104352IMG_20240529_111531IMG_20240529_112218IMG_20240529_1241571時間早く起きてしまったと気がついた後は、
すぐに朝食作りは一旦中止にしました。
そしてその代わり、朝のエクササイズをする事にして
30分ほど体を動かしましたよ。偉い!!!
結果的には1時間余裕が出来て朝から色々片付いたし
こんな思い込みなら結構歓迎です。




今日のモッフーママ。
IMG_20240516_164954IMG_20240516_173200IMG_20240516_173202ライブドアアプリでフォローが出来ます。




義母からメールが来て「みんなで映画鑑賞をしよう!」
と誘われました。 
おそらく、先月初めにオレゴンに引っ越して来てから
最初の1ヶ月は荷物の片付けやら、新家具の組み立て、
諸々の手続きに追われ、それに伴い私たち(特に夫)も
義母の家に出向いてはちょくちょく手伝ったり、
週末には一緒に出掛けて食事をしていたのが、
先週末は忙しくて義母と食事に行ったり出来なかったので
ちょっと寂しくなったのではないかと・・・
こちらは常に4人でワサワサしているので(笑)
寂しさを感じる暇もない感じなのですが、
義母は近所とは言え一人暮らし(ニャンコはいますが)
歩いて行ける距離だからこそ寂しくなるのかも知れず、
それで「皆で映画鑑賞」となったようなのです。

義母の家には大きなスクリーンもあって部屋も広いので
皆で映画鑑賞するにはちょうどいいし、
それ自体には何の異論もないのですが、
問題は義母が映画を選ぶ基準、これなのです。
変なSFもの、暴力的なもの、ミュージカルはダメ、
単純なエンタメものアクションものもダメっぽい・・・
できれば他国の文化を学べるもの、歴史に残る名作とか
そんなものを選びましょうと言う事なのですが・・・
長男も次男も「そんなの観たくない。」ってなりそう。
3世代の家族全員が楽しめる映画を選ぶなんて言うのは
そもそもかなり無理がありそうですよ。

ちなみに、最近の映画「カンフーパンダ4」が気になり
家族で観ようかと言っていたのもあって、
夫が義母に「『カンフーパンダ』はどう?」と聞いたら
すぐに却下されてしまったらしいです。(爆笑)
でも「カンフーパンダ」は子供向けと侮るなかれ。
私たちは「カンフーパンダ1・2・3」全部観てますが
単純に楽しくていい映画じゃないかなあ・・・🐼🐼🐼

はてさて「映画鑑賞会」は実際に催されるのか否か!?





「ベニマル」人形、ここまで出来ました。
IMG_20240528_104035考えてみれば、皆で集まっていつも通り食事をしても
きっと義母は喜んでくれると思うのです。
映画鑑賞は皆で集まるためのきっかけ作りだと思うので
ここは「映画鑑賞」にこだわらなくても良さそうだし、
その方が皆のためかも知れない・・・





今日のリス友。
チップモンク(シマリス)が集まりました。
小さくて本当に可愛い!
IMG_1687IMG_1691IMG_1692ライブドアアプリでフォローが出来ます。





先月、裏庭のハゲちょろけていた芝生部分に
芝生の種をまいて様子を見ていたのですが、
まだまだ弱々しい芝生ではあるものの
だいぶ生え揃っていい感じに緑になってきました。
近くで見ると雑草の方が多いくらいですが、
以前ここが荒地だった事を思えばかなり満足です。
Before (最初の3枚)& After (後の3枚)
IMG_20240412_130935IMG_20240412_130717IMG_20240412_130153IMG_20240527_124531IMG_20240527_124459IMG_20240527_124713こうして実際に写真を撮って比べてみると
たった1ヶ月ちょっとの間でも、
他の植物たちもだいぶ成長したのが分かって、
嬉しくなります。
特にフェンス沿いに植えた垣根の葉が茂って
お隣さんが更に見えにくくなったのが良かった!
以前は片側のフェンスは丈夫な金網状のもので
お隣さんとはお互いに丸見えだったのです。
なので垣根用の植物を植えたわけなのですが、
今年やっと垣根の隙間も埋まって来てほぼ完成形に。

あとは先月花の種を蒔いたのも成長して来ました。
かすみ草、金魚草、ルピナスなどです。
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本当は庭に直播きにした方が簡単なのですが、
すでに庭に植えてある球根類の育ちを見てから
これらの花を配置しようと思っていたので、
こんな風に最初は鉢で育てる事にしたのです。
実はちょっと種蒔きが遅すぎたみたいなのですが、
なにしろ花の種を蒔くのは今年が初めてなので
色々ずっこけてるのはしょうがない・・・
でも、来年は3月くらいには種蒔きをして
しばらくうちの中で育てようと思っています。





「ベニマル」人形の続きです。
イラストをもとにこんな風に生地を用意しました。
これだけでもかなり時間がかかりました。
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相変わらず暇さえあれば園芸動画を観ているのですが
多くの人が園芸用の育成ライトを使って、
冬の終わりには種を蒔いて育て始めているようなのです。
今度の冬は育成ライト買っちゃおうかなあ?





今日のリス友もモッフーです。
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井原忠政著「伊賀越仁義」を読みました。
IMG_20240526_180618三河雑兵心得シリーズの第7弾です。
この物語は、百姓上りの足軽・植田茂兵衛が
持ち前の度胸と才覚でどんどん出世をして行く
戦国足軽出世物語。
もう7弾目ともなると、「お〜茂兵衛、元気してた?」
と、本を開いた瞬間に旧友に会ったような感覚で
懐かしさと再会の喜びを感じるようになりました。

今、茂兵衛は鉄砲大将として徳川家康に仕え、
家康から直々に重要な命(面倒な仕事)を下される程に
主君からも厚く信頼される武将に育ちました。
とは言え、家康はまだ天下を手に入れてはおらず、
織田信長の同盟者として本国三河で頑張っている所。

が、突然、明智光秀の謀反で信長は本能寺で死去!
その時数十人の供の者と「堺」に出向いていた家康は
信長の死去によって突如敵地と化した畿内から
本国三河までを逃げ帰る事になるのですが・・・
命からがら「本能寺の変」を家康一行に伝えた茂兵衛は
その後は一行のしんがりとして必死に役目を果たす事に。
一行は殆ど眠らずに数日歩き詰めて無事三河に帰還。
そこから家康の「たぬき芝居」が始まります。
誰よりも信長の冷酷さを嫌い心から恐れていた家康は、
信長への忠心に変わりがない事(嘘)をアピールしつつ
その混沌の機に乗じて近隣の国や領地を手に入れて
領地を一気に倍に増やします。やった!
天下取りまでの道筋がぼんやりと見えてきた瞬間です。

と言うわけで、今回も楽しく読めました。
小・中・高と歴史に全く興味がなかったので
「えええ、家康ってこうして天下を取って行ったの?」
(もちろん大いに脚色してあるのですが・・・)
と驚くことばかりです。
今回は「服部半蔵」が徳川家の家臣であった事を知り
こちらもびっくりでした。(笑)
みんな知ってた?常識なのかな?





「転生したらスライムだった件」シリーズ第3弾です。
今回は「ベニマル」を作ってみようと思います。
アニメを観た事がないので「誰この人?」なのですが、
どうも重要なキャラクターらしいので、
頑張って作ってみます。なんかすごいの着てるよ?
ではまずはイラストから・・・
character-imageIMG_20240526_181006


























最後に茂兵衛に衝撃のニュースが舞い込みます。
初恋の人・綾女が自分の子を産みその後亡くなったと。
(前回の話で二人は一度会っているのです・・・)
まだ子のない朋輩の辰蔵と妻のタキ(茂兵衛の妹)が
その赤ん坊(男児)を育ててくれる事になるのですが、
茂兵衛は突然の事に呆然とします。
茂兵衛、大丈夫か・・・?




今日のリス友。
ある日の塀の上のモッフーです。
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