朝井まかて著「阿蘭陀西鶴」を読みました。
朝井まかて作品を読み始めたのは去年の事でしたが、どの作品も素晴らしく毎回感動して来ました。
そして、今回読んだこの作品は多分8冊目・・・
表題の通り、作家・井原西鶴を描いた物語で
舞台は江戸前期の大阪です。
西鶴は元々俳諧師として俳諧の指導や添削をして
生計を立てていた人でした。
画才もあった人でしたが、ある時から作家業も始め
あの!「好色一代男」で一躍有名に・・・
西鶴には「おあい」と言う盲目の娘と息子が二人おり、
おあいが9歳の時に妻女が亡くなったために、
おあいだけを手元に残し息子たちは養子に出します。
おあいは盲目でありながら、料理も裁縫も達者で、
手前勝手でええ格好しいの父に毎度振り回されつつも
常に客を丁寧にもてなし礼を尽くして行くのでした。
父・西鶴はそんなおあいを常に客に自慢して、
それすらおあいにとっては迷惑な事だったのですが、
西鶴の「好色一代男」の執筆過程で物語を知るにつれ
父への想いが少しずつ変化していく事に・・・
何か障がいがあれば、多くの場合は家の秘密として
隠されて家に閉じ込められるのが普通だった時代に、
西鶴は逆に盲目のおあいを自慢の娘として大事にし、
一見わがまま勝手に周りを振り回すように見えて
実のところは人間観察に優れ、誰よりも人の心を読み
愛情深い人間であった西鶴が描かれています。
同時に妻におあいを託された西鶴の覚悟も描かれて、
おあいは深い幸せに包まれて行くのです。
なので今回もやっぱり最後は涙々で感動・・・😭😭😭
本当にいい物語でした。
「好色一代男」は授業で習っただけで読んだ事もなく、
「好色」と付いているので、「ただのエロ話なのか?」
なんて非常に浅はかな事を思っていましたが、😆😆😆
江戸版光源氏の「世之介」が世の雑多で多様な恋愛を
粋に体験→末路が描かれた壮大な恋愛小説のようで、
初の一般庶民向けベストセラー小説だったのですね。
訳本でも読んでみようかとちらっと思いましたが、
う〜〜〜ん、そこまでしなくても良いかな?(笑)
今日のリス友は・・・
私が上げたクルミをミンミンに取られそうになり
ブチギレてミンミンを追い回しているモッフーです。
モッフー、もう必死です。😆😆😆

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