昨日はバレンタインデーでしたね。



いつもは何かデザート系のものを作って
適当にお茶を濁す日なのですが(笑)
先日の私の誕生日に注文したチョコレートケーキが
思った以上に巨大で、いまだに冷凍庫にあるので
今年は何も作りませんでした。楽できたよ〜〜〜
が、夫が気を利かせて花を買って来てくれて、
食卓の上がそれらしい雰囲気になりました。




で、井原忠政著「足軽小頭仁義」を読みました。

一人の足軽の戦国時代の出世物語なのですが、
語り口が軽快で読みやすく話の展開も面白いので
すっかりハマってしまっている時代小説です。
足軽になってから7年、少しずつ出世を続ける茂兵衛は
今は10人の槍足軽をまとめる「足軽小頭」です。
身分は「徒侍」となり、小さいながらも家も与えられて
戦になれば、隊をまとめて戦う責任も負う立場に。
主君は変わらず家康で、破竹の勢いの武田信玄軍に対し
劣勢の家康軍は始終苦戦を強いられており・・・
そんな中、籠城して二俣城を死守する事になり
茂兵衛の率いる槍足軽隊も共に籠城する事に。
が、苦しい籠城戦の最中に茂兵衛の足軽隊の一人が
重要な禁を犯し、茂兵衛はその制裁を迫られるのですが、
仲間を断罪する事を決めかね迷い・・・
上に立つ者の、苦悩や覚悟が試される場面でした。
残念ながら、この籠城戦は開城に終わるのですが
次の戦も旗色は悪く苦戦に次ぐ苦戦・・・
この戦では、茂兵衛が最初に仕えた夏目次郎左衛門と
恩人の大久保四郎九郎が命を捨てて家康を守るのですが、
二人の亡骸を前に茂兵衛が涙する場面がもう切なくて
茂兵衛と一緒に鼻水垂らして号泣でした。



我ながら「おいおい、そんなに感情移入してどうする?」
って突っ込みたくなるくらい泣いたよね。



「カンネ」人形、完成しました。
髪型、ちょっと失敗かな?



カンネじゃなくてウルトラの母、作っちゃった?


今のところ13巻まで出ているらしいので、
残りの10巻も早速注文しようと思っています。
とにかく登場人物が皆とても魅力的に描かれていて
ユーモアもあって読んでいてとっても楽しいし、
気持ちが清々しく明るくなっていく感じなのです。
10年後には千石取りなる約束をした茂兵衛なのですが、
この先彼がどんな出世をしていくのか、本当ワクワク!
今日のリス友。
木蓮の木の上のモッフーです。




