「三河雑兵心得シリーズ」第二作目、
井原忠政著「 旗指足軽仁義」を読みました。
IMG_20240210_115154先月読んだ「足軽仁義」の続きです。
( 「足軽仁義」を読みました。 )
百姓だった茂兵衛が足軽になって5年。
今は家康直属の旗本先手役の一員となって、
豪傑本多平八郎忠勝に仕え可愛がられています。
戦の時には平八郎の大きな旗印を掲げて、
仲間を鼓舞したり、自分たちの居場所を示したり
茂兵衛には大事な役目が与えられているのです。

戦国時代のことなので、合戦に次ぐ合戦で
茂兵衛が戦さの度に手柄を立てて出世していく姿が
今回もまたとても面白く描かれていました。
家康、信長など実在の人物が多く登場するので
その人物の描写もとても興味深くて・・・

茂兵衛はこの物語で敵方の女を助け恋をします。
それまで出世に強い欲のなかった茂兵衛も、
女の身分と釣り合うようにと奮闘して
最後には「侍」の身分を与えられるのですが・・・
彼の恋は叶うのか、失恋に終わってしまうのか・・・
女心が掴めず悩む茂兵衛がいじらしくもあり滑稽で、
仲間の辰蔵や弟の丑松の応援もまた微笑ましいのです。

が、今回茂兵衛は味方の男に撃たれ重傷を負う事に。
男は先の戦で茂兵衛が兜首を取った侍の息子で、
勇者の誉高かった父が足軽にやられた事が許せず、
味方のふりをして茂兵衛に近づいたのでしたが・・・
この男・横山左馬之助とのやり取りも面白く、
あっという間に読んでしまいました。

このシリーズは今のところ13巻出ているので
一月に一巻ずつ読もうと思っていたのですが、
茂兵衛がどうなったのか続きが気になってしまい、
今3巻目を読み始めたところです。
まだまだ続きがあるので、本当楽しみです。



今日のリス友。
またまたモフモフちゃんです。
お天気が良かったので影もくっきりと・・・
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(今日は人形の紹介はありません。)

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