原田マハ著 「カフーを待ちわびて」を読みました。
「たゆたえども沈まず」「さいはての彼女」に続いて
またまた原田マハ氏の作品です。
IMG_20230415_181735「カフー」とは、沖縄・与那喜(よなき)島の方言で
「いい報せ」とか「幸せ」の意味です。

与那喜島(架空の島)出身の明青(あきお)は
他の島民たちと訪れた初めての本土での旅の途中で
ふざけ半分で絵馬に「嫁に来ないか」と書きます。
島の名と自分の名前を添えて・・・
「可愛いお嫁さんが来ますように!」とかではなく
なぜか「嫁に来ないか」の文面・・・
それからしばらく経ってから、明青のもとに
「幸」と言う女性から手紙が届きます。
「絵馬を拝見しました。絵馬の言葉が本当ならば、
私をお嫁さんにしてくださいますか。
近々お訪ねしようと決心しています。」

そうして実際に「幸」は島を訪ねてきて、
明青のうちで居候を始めるのですが、
明青はきつねにつままれたみたいな気持ちと
募って行く恋心に切ない思いをする事に・・・

ピュアすぎる若者のラブストーリーですが、
お互いの生い立ちや明青の右手の障害の事、
友達の思惑や友情、小さなすれ違いやためらいから
なかなかうまくハッピーエンドにならない辺りが
もどかしいような?「これぞ青春だ!」みたいな?
沖縄の美しい景色と優しい風を感じつつ楽しめる
「胸キュンラブストーリー 」でした。
「今すぐ沖縄行きたい!」ってなる事間違いなし!
「今すぐ恋がしたい!」じゃないのか!?(笑)


「ジェシー」完成しました。
最初に用意した帽子は小さ過ぎたので、
大きいのを作り直しました。
元気で可愛いジェシーができて嬉しいです。
IMG_20230324_170516IMG_20230324_170721IMG_20230324_170744IMG_20230324_170848沖縄の言葉や風習なども色々描かれているので
そんなところも興味深く読めました。
「島のものは絶対に外に持ち出してはいけない。」
などの言い伝えもあって「なるほどなあ・・・」
と思っていたのですが「ああああーーー!!!」
6年前に沖縄からアメリカに持ち帰ったものがあるよ?
これ、持ってていいのかなあ・・・?
沖縄本島のとある海岸に遊びに行った時に
そこの有料駐車場兼シャワー小屋のおじさんが
「このビーチではこんな形をした面白い貝が拾えるよ。」
と「サンプル」(笑)を見せてくれたことがあって、
随分探しに探してやっと一つ見つけたのがこの貝・・・
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見たまんま「ピース貝」と呼ばれている様なのですが、
やっと見つけた喜びと見た目のきゃわゆさに興奮して
そのままアメリカに持って来たのですよ。
「島の物を持ち出すと災いがある」らしいのに・・・
おじさん、島の言い伝えを知らなかったのかい!?
むむむ・・・この6年間そう言えば色々あったな。
良い事もあったが悪い事もあった・・・
いや、この貝のせいではないのはわかってます。
仮にこの貝のせいだったとしても、
もう十分にバチは当たった気がするので(笑)
この貝は、シーサーや沖縄の写真を飾ってる所に
一緒に並べておく事にしました。これで許してね。
(今まではお守りとしてお財布に入れていたのです。)

そう言えばハワイでも同じ事がよく言われますよ。
「島のものは小石でも何でも持ち出したらダメ!」と。
万物に魂が宿っていると言う考え方だと、
その魂を勝手に動かすのはダメなんでしょうね。

では最後にみなさんに一言・・・
「チャー カフー アラシミソーリ」
(いつも幸せでありますように。)


今日のリス友は「影」だけで・・・(笑)


動画も作っています。


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