人魚がドレスに着替えたら

美しい自然がいっぱいの、アメリカ・オレゴン州に住んでいます。 手芸が大好きで、今はせっせと着せ替え人形を作る日々です。 出来上がった人形の紹介や日々の出来事、庭に遊びにくるリス友の様子など、いろんなことを綴っています。

タグ:過剰反応



IMG_20240820_1004321964年にイタリアで発売されてから60年、
世界中で愛され続けている「ヌテラ」ですが
うちにも常に大きいサイズのヌテラがあります。
私はたまに食パンに塗って食べるくらいですが、
ヘーゼルナッツバターのチョコレート味は
濃厚で美味しいんですよね。

で、このヌテラは常温で保存しても問題ないので
固くならずその辺も使い勝手がいいのですが、
その分常にきれいなスプーンやナイフを使って
一度スプーンを使ったら容器には戻さないように、
要するにパンくずが絶対に容器に入らないように
使うたびに気をつけています。
これは冷蔵保存のバターとかジャムも同じで、
何度も塗るような時は最初に皿に取り分けて
「後は好きなように塗ってくれ」と言う感じですが
これって、すごく普通の感覚だと思うのです。
パンくずだらけのバターとかヌテラなんて嫌だし、
そこからカビが生えたりする事だってあるし・・・
なので家族にはその辺はうるさく言って来たのです。

で、先日も朝食にクロワッサンを出した時に
次男がヌテラを塗って食べようとしていたのですが、
夫が横から「使ったナイフは絶対戻さないように!」
と注意しているではないですか・・・
「お母さんがそう言うの嫌がるから。」と付け加えて。
実はそれまで、ヌテラ好きの次男のクロワッサンには
私が最初からヌテラを塗ってやっていたので(過保護)
次男が自分でヌテラを塗る事はなかったのです。

が、今回初めて自分以外の人間が神経質な感じで(笑)
注意をするのを聞いて急に複雑な気持ちになりました。
と言うのも(特に)ヌテラの容器にパンくずが入っても
全く気にしない外国人に遭遇して衝撃を受けたと言う
何人もの「日本人」の話を聞いた事があったからです。
それでも今までは「それが普通の感覚だよね?」と思い
特別それが過剰反応とも思っていなかったのですが、
もしかして、この神経質さは日本人特有なのかな?
だとしたら、ここではもっとおおらかに行かないと
周りのみんなに窮屈な思いをさせる事になるかも?
本当今まで気にした事もありませんでしたよ。

むむむ、でもパンくず入ってるヌテラは絶対嫌だ・・・
ならば家族用と自分用の二つを買っておくとか?
でも、長年うるさく言い続けたおかげで
家族は渋々でもその辺は譲歩してくれているので
このまま行ってもいいのかな?




「ラミリス」人形、完成しました。
背中の羽根部分にはスナップボタンをつけたので
取り外しができます。
が、背中側のボタンを肌色ではなく黒にしてしまい、
やり直そうと思いましたが、生地を痛めそうなので
今回はこのままで・・・
IMG_20240807_152643IMG_20240807_152149IMG_20240807_152452IMG_20240807_15232830年以上も日本で暮らしていたんだから
日本人的なのは当たり前ですけど・・・
日本人は特に衛生面では神経質になりがちで
この点はなかなか「適当」になれない気がします。
それにしても、パンくず入ったヌテラかあ・・・
はあ〜想像しただけで食欲失せるわぁ・・・




今日のリス友。
身軽すぎる白腹毛族のこの子です。
IMG_2134IMG_2135ライブドアアプリでフォローが出来ます。



次男から聞いた話です。
学校のランチの時間に友達がバナナを銃に見立てて
パンパン撃っていたのだそうです。
そしたら近くにいた先生に注意されたのだそうで、
聞けば以前にも同じ事があったらしくて、
子供たちは相当戸惑っている様子・・・
「『バナナ』なんだけど?」だと思います、思い切り。
過剰反応にも程があると笑い飛ばせたならいいのですが、
現実は全く笑い事ではないのです。 
銃が簡単に手に入ってしまう社会なので
悲惨な事件や事故が後を絶ちません。
実際日本でも時々ニュースになっていると思います。
次男が将来通う事になる高校(中学校のすぐ近く)では
以前脅迫事件のような事が数回あったりもしたので、
( 近くの高校で見つかった脅迫状+ロックダウンの話 )
先生たちが神経質になるのも無理はないのですが、
そんな話を聞くと何とも言えない気持ちになります。

長男が通っていた別の学校でも似たような事がありました。
長男は一時期古い形の銃の装飾に興味を持っていて、
ある時ノートにピストルの絵を描いていたらしいのですが、
それを先生に見咎められて「危険人物」扱いされました。
(授業中に絵を描いていた長男も悪いのですが。)
冗談みたいな話ですが本当の話です。
そして、この学校にもそうなる理由がありました。
この学校に通っていたある兄弟の両親が離婚する事になり
腹を立てた父親の方が子供達を銃で撃ちその後自分も、
と言う事があったのだそうです。
やりきれない話だとつくづく思うのですが、
だからってピストルの絵を描いただけで「危険人物」って
色々な大事な議論をすっ飛ばしていないだろうか?
なぜこんなにも「銃」に怯えて暮らさねばならないのか?
社会のあり方が間違っているからだと思うのですが、
いつまで経っても「銃社会」は変わりません。
ほんとアメリカで嫌いなところの一つです。


今日はフクロウ君のお着替え編です。
考えてみたら、こんな形のベストは初めて作りました。
「フランダースの犬」のネロ少年を作った時にも
パンツが入れ込めるベストを縫い付けましたが
前面の合わせ部分までは作らず単純な作りだったので、
これでまた少しだけデザインの幅が広がりました。
(ネロのベストと比べてみて下さい。見づらいですが。)
IMG_20220607_095816IMG_20230121_144727IMG_20230121_144911IMG_20230121_145323実際一度銃を手にしてしまったら二度と手放せませんよ。
銃を持ってしまったら、確実に心はそれに依存して、
その依存した心は必ず弱くなって行くと思うのです。
「それなしでは絶対に生きられない。」になるし
同時に猛烈な恐怖心にも襲われるようになる。
恐怖心って人を不自由にしますよね・・・
何よりその辺が一番に嫌かもしれない・・・
武器を手にしながら他人を信用するのは難しいです。
この銃社会、すぐに変わるとは思えないので
アメリカにいる以上はついて回る問題ですが、
何があっても自衛手段は銃以外に求めるつもりです。


今日のリス友。
また餌台にリンゴを置いておいたら、すぐにリス友登場。
ちょっと齧った後はくわえて森へと消えていきました。
誰にも邪魔されない場所でじっくり味わっているのかな?
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動画も作っています。


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