道尾秀介著「カエルの小指」を読みました。
以前読んだ「カラスの親指」の続編のような物語で今回も楽しく読めたミステリーでした。
( 「カラスの親指」を読みました。 )
詐欺師稼業から足を洗い、今は実演販売士として生きる
「タケさん」こと武沢竹夫(たけざわたけお)は、
ある日、「キョウ」と名乗る中学2年生の女の子から
実演販売の技を教授して欲しいと頼まれます。
実はキョウは、武沢が15年前に命を助けた女性の娘。
シングルマザーだった彼女の母が結婚詐欺に遭い、
多額の金を騙し取られて、結果数ヶ月前に自死。
その復讐をするための資金を稼ぐために
キョウは武沢に弟子入りしたのでしたが・・・
キョウが生まれる前に、母を無情に捨てた父の事、
母を騙し自死にまで追いやった詐欺グループの事など
キョウと時間を過ごし彼女の告白を聞くうちに
武沢の中に変化が生じて来ます。
武沢はもう戻るつもりのなかった詐欺師に戻り
仲間たちも巻き込んで「大ペテン」を仕掛けて
キョウの復讐を成就させようとするのでした。
今回も、それぞれの登場人物が抱える過酷な過去や
今もずっと続く葛藤などが描かれていましたが、
それでも皆とても魅力的で憎めない面々ばかりで
ほっこりする場面も多かったです。
帯に「絶対に騙される大逆転劇!」とあったので
「絶対に騙されないぞ!」と気合を入れすぎるあまり
途中、裏の裏を読み過ぎて無茶な設定になったりして、
勝手にミステリーの醍醐味を削ってしまい、😅😅😅
この辺は反省点です。(笑)
最初から騙されるつもりで素直に読み進んだ方が
最後のどんでん返しを何倍も楽しめますね。😆😆😆
ぺたんこポーチ、第4弾です。
道尾秀介氏の描く物語の登場人物は男女問わず過酷で複雑な家庭環境の下で成長したか、
またはその最中にいるかのどちらかである事が多く、
底の方に常に湿った感情を感じる事が多いのですが、
故に現実味があって引き込まれるのかもしれません。
「人間、どこから来たかより、どこへ行くのかが大事。」
厳しい現実を生きる事になったキョウの言葉ですが、
武沢は後にその言葉を何度も思い出す事になります。
「信じ続けられる事」や「祈り続けられる事」は
それだけで生きる力になるのだと教えてくれる
大逆転ミステリーでした。😀😀😀
今日はウサ友です。
チューリップの葉っぱを食べる大ウサギと(笑)
可愛いチビウサちゃんです。🩷🩷🩷



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